
2.ココアの歴史:「ショコラトル」がその始まり!?
ココアのルーツは14世紀ごろにアステラ王国で普及した「ショコラトル」と言われています。ショコラトルとは、すりつぶしたカカオ豆にすりつぶしたトウモロコシやバニラなどのスパイスで香り付けした飲み物で、当時の王侯貴族の高級飲み物だったそう。以降は、様々な国々に名を変えながら広まり現在のココアの形になったそうです。
ココアとホットチョコレートとの違いは?

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ココアと似た飲み物として挙げられるのが「ホットチョコレート」。ホットミルクにチョコレートを溶かしたものがホットチョコレートになりますが、ココアもまたホットチョコレートと呼ばれる場合もあります。つまり、両者には定義はなくお店によってその呼称が異なるのです。ですが、ココアとチョコレートの違いとしてはカカオバターの含有があるかどうか挙げられ、ココアで使用されるココアパウダーにはカカオバターが含まれません。その点、チョコレートを使用した場合とココアパウダーを使用した場合とで異なります。
カカオの栄養価とは?ココアとチョコレートとで栄養価の違いはある?
結論、カカオは栄養価が高く健康効果がかなりあります。特に知られている栄養成分で言うと「ポリフェノール」が挙げられ、抗酸化作用やストレスを和らげるなどその効果は様々です。具体的な健康効果としては、リラックス効果や便秘解消、動脈硬化予防などが挙げられます。また、同じカカオを原料とするココアとチョコレートでは脂質の含有量が異なり、カカオバターを含むチョコレートの方がその脂質含有量が高いです。
リラックスしたい時や一息つきたい時はココアを飲もう!
この記事ではカカオとココアの違いについて解説してきました。おさらいすると両者の違いはその処理方法で焙煎の有無にありました。カカオはポリフェノールをはじめ様々な栄養成分を含有しており、美容効果や健康効果が期待できる食品です。お仕事や勉強の合間に一息つきたい時はココアを飲んでリラックスしてくださいね。