カカオとココアは同じもの!相違点は処理方法にあり!
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辞書でも確認した通り、カカオとココアは広義では同じもの。ココアはカカオを原料とする加工品であり、その相違点は処理方法にあります。以下より詳しくその違いを見ていきましょう。
カカオは植物名で、ココアとは食品名
上述した通り、ココアの原料はカカオ。カカオはより生の実に近く、ココアはさまざまな処理工程を踏んだ状態のものです。そのため、カカオは植物名でありココアは食品名として区別できます。
冷却圧搾処理されたものは「カカオ」、加熱圧搾処理されたものが「ココア」
端的に言うと、カカオとココアはその処理方法が異なりカカオは「冷却圧搾処理」、ココアは「加熱圧搾処理」されたもの。簡単に言うと、カカオ(カカオパウダー)はカカオ豆を低温で乾燥させて粉末状にするのに対し、ココアはカカオの実をローストした上でパウダー状にしたものになります。
1.カカオの歴史:昔は貨幣としても使われていた
まずカカオについてですが、カカオの食文化はその歴史が古く紀元前1100年頃のマヤ文明の時代がその始まりとされています。当時は、貨幣や貢物としても使われていたそう。ちなみに「カカオ」の由来は、当時カカオの栽培を始めていたオルメカ人が話していたミヘ・ソケ語の「カカワ」が由来だそうです。
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