この記事ではアスカランマラミュートとハスキーの違いについてみていきます。2匹とも見た目も似ていてソリを引く犬種のイメージがあるよな。違いはずばり体の大きさのようですが、その他の見た目や性格の違いもあるようです。今回はそんなよく似たアスカランマラミュートとハスキーの違いと歴史・ルーツについても雑学好きなライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることと調べることが大好き。気になった物事はついつい調べてしまうが忘れっぽいのが難点。

アラスカンマラミュートとハスキーの違いは体の大きさにあった!

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犬ぞりのイメージもあるよく似たアスカランマラミュートとハスキー。私も子供の頃、近所にアスカランマラミュートとシベリアンハスキーをそれぞれ飼っているお宅があったのですが、似ているのに違う犬種なんだ…!と思った記憶があります。そして当時、アスカランマラミュートの方が大きく感じていました。そう子どもの頃感じていた通り、アスカランマラミュートハスキー違いは大きさにあったのです。

アラスカンマラミュートの方が体格が大きい

アラスカンマラミュートとシベリアンハスキーの違いは体の大きさにありました。私も子供の頃感じたように、アラスカンマラミュートの方が体が大きいです。アラスカンマラミュートは大型犬に分類され、体格はオスで体高63.5cm前後・体重38kg前後、メスで体高58.5cm前後・体重34kg前後とされています。厚い胸、筋肉の発達した手足でソリを引くのに理想的な体格です。

ハスキーの方が体格が小さい

一方シベリアンハスキーの体格はオスで体高53.5~60cm・体重20.5~28kg、メスで体高50.5~56cm・体重15.5~23kgほどです。同じ大型犬に分類されるアラスカンマラミュートに比べると少し小さめ。体高より体長の方が少し長く、筋肉質で機能的な体つきです。極寒の気候に耐えられるよう、アスカランマラミュートと同じく被毛は厚くダブルコートで、肉球もクッション性があります。

アラスカンマラミュートとハスキーの外見の違い

アラスカンマラミュートとハスキーは、大きさ以外にも見た目の違いがあります。似ているけど少し違う…でも具体的にどこが違うのかというと分からない、そんな方も多いのではないでしょうか。よく見ると耳や尻尾、目や毛の色など、アラスカンマラミュートとハスキーの外見の違いは結構あるんです。

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耳のココが違う

アラスカンマラミュートとハスキーは2匹ともオオカミのようなとがった耳をしています。違いの特徴は耳の形ではなくその位置。アラスカンマラミュートは両耳の距離が離れていてやや低い位置にあります。シベリアンハスキーは両耳の距離が近く、比較的高い位置に耳があるんですね。

尻尾のココが違う

2匹の違いは尻尾にもあるんです。アラスカンマラミュートの尻尾は軽くくるんと巻き上がっていて、シベリアンハスキーのしっぽは自然と垂れています。写真でも実際にでも、2匹を見かけることがあったらぜひ見比べてみてくださいね。

目の色はこう違う

また、2匹は目の色にも違いがあります。よく注目してみると、アラスカンマラミュートは目の色がダークカラーのみです。一方シベリアンハスキーは黒や茶色のダークカラーだけではなく、澄んだ青い色・左右の色が異なるオッドアイの子もいます。こういった青色の目やオッドアイはアスカランマラミュートにはみられず、シベリアンハスキーの特徴のようですね。

毛色はこう違う

見た目の違いは毛色にもあります。アラスカンマラミュートの被毛の色はライトグレー、グレー、ブラック、セーブル、レッド、ホワイトがあり、単色はホワイトのみの許容となっているようです。一方ハスキーと言えばホワイトをベースにグレーやブラックの毛色のイメージがありますよね。ですがハスキーはブラックから純白まですべての毛色が認められています。意外にも、毛色の種類が豊富でアゲージというハスキー特有の毛色もあるようですよ。

アラスカンマラミュートとハスキーは性格も違う?

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アラスカンマラミュートは飼い主に対して従順ですが、独立心が強いです。警戒心も強めで、飼い主を守るためにやや攻撃的になってしまうことも。一方、知っている人や犬とは喜んでじゃれ合う社交的な一面も持っています。多数の犬とそりを引くために育成された犬種なので基本的には協調性があり平和的です。シベリアンハスキーはというと、社会性があり人にも他の犬に対してもフレンドリーに接します。動くのが大好きで好奇心旺盛ですが慎重で頑固な一面もあるようです。

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アスカランマラミュートとハスキーの歴史・ルーツの違い

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アラスカンマラミュートとハスキーの外見の違い、性格の違いについて解説してきました。そもそも2匹の歴史やルーツはどのようなものなのでしょうか。似ているのにも理由があるのか気になるところですよね。2匹の歴史やルーツについて調べてみました。

アラスカンマラミュートはソリ犬で最も古い犬種

アラスカンマラミュートは、アメリカのアラスカ地方が原産の犬種です。アラスカ北西部の「ノートンサウンド」にいたマラミュート族が、ソリ引きや狩猟をさせるために飼育した犬がルーツとされているものの詳細は不明。ですがソリ犬の中でも最も古い犬種と言われています。重い荷物を運びながら長距離を移動していたため、パワーとスタミナがあるんですね。

ハスキーの先祖はスピッツ?

シベリアンハスキーはロシアのシベリア地方が原産の犬種で、祖先はスピッツではないかと言われているそうです。ハスキーも同じように、シベリア北東部に住むチュクチ族のソリ犬や猟犬として活躍していました。雪が深く積もる地域に住む遊牧民のソリを引いていたので持久力はもちろんのこと、スピードも速いです。また狼のような遠吠えをするハスキーという名前は、遠吠えする声がしわがれることに由来しているんだとか。

アラスカンマラミュートとハスキーの違いを知って見分けよう

今回はアラスカンマラミュートとハスキーの違いについて解説しました。よく見ると外見に色々と違いがあるので、見分け方のヒントにもなると思います。アラスカンマラミュートにもハスキーにもどちらにもそれぞれの魅力があり、可愛いです。もし身近に飼っているお宅があれば、ぜひ2匹とコミニュケーションを取ってみてくださいね。

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アラスカンマラミュートとハスキー の違いは体の大きさにあった!見た目や性格の違い、歴史・ルーツについても雑学好きが徹底的に調べてみた

この記事ではアスカランマラミュートとハスキーの違いについてみていきます。2匹とも見た目も似ていてソリを引く犬種のイメージがあるよな。違いはずばり体の大きさのようですが、その他の見た目や性格の違いもあるようです。今回はそんなよく似たアスカランマラミュートとハスキーの違いと歴史・ルーツについても雑学好きなライター食いしん坊主婦と一緒に解説していきます。

ライター/食いしん坊主婦

食べることと調べることが大好き。気になった物事はついつい調べてしまうが忘れっぽいのが難点。

アラスカンマラミュートとハスキーの違いは体の大きさにあった!

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犬ぞりのイメージもあるよく似たアスカランマラミュートとハスキー。私も子供の頃、近所にアスカランマラミュートとシベリアンハスキーをそれぞれ飼っているお宅があったのですが、似ているのに違う犬種なんだ…!と思った記憶があります。そして当時、アスカランマラミュートの方が大きく感じていました。そう子どもの頃感じていた通り、アスカランマラミュートハスキー違いは大きさにあったのです。

アラスカンマラミュートの方が体格が大きい

アラスカンマラミュートとシベリアンハスキーの違いは体の大きさにありました。私も子供の頃感じたように、アラスカンマラミュートの方が体が大きいです。アラスカンマラミュートは大型犬に分類され、体格はオスで体高63.5cm前後・体重38kg前後、メスで体高58.5cm前後・体重34kg前後とされています。厚い胸、筋肉の発達した手足でソリを引くのに理想的な体格です。

ハスキーの方が体格が小さい

一方シベリアンハスキーの体格はオスで体高53.5~60cm・体重20.5~28kg、メスで体高50.5~56cm・体重15.5~23kgほどです。同じ大型犬に分類されるアラスカンマラミュートに比べると少し小さめ。体高より体長の方が少し長く、筋肉質で機能的な体つきです。極寒の気候に耐えられるよう、アスカランマラミュートと同じく被毛は厚くダブルコートで、肉球もクッション性があります。

アラスカンマラミュートとハスキーの外見の違い

アラスカンマラミュートとハスキーは、大きさ以外にも見た目の違いがあります。似ているけど少し違う…でも具体的にどこが違うのかというと分からない、そんな方も多いのではないでしょうか。よく見ると耳や尻尾、目や毛の色など、アラスカンマラミュートとハスキーの外見の違いは結構あるんです。

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