理科生物

生物と無生物の違い、説明できる?定義や例、境界、ウイルスは生物?理系院卒ライターが5分で解説!

よぉ、桜木建二だ。今回は「生物と無生物の違い」について学んでいくぞ。

突然だが、「生物と無生物の違い」について説明できるか?改めて説明しようとすると、言葉に詰まる人もいるかと思う。
生物の定義をきちんと理解しておくことで、生物と無生物の境界についても理解することができるぞ。「ウイルスは生物か無生物か」という議論についても考えていこう。

大学や大学院で細胞生物学について学んだtomato1121と一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/tomato1121

大学と大学院で学んだことを元に、生物の楽しさを伝えたいと思いライターになる。生物学の知識を分かりやすく伝え、多くの人に興味を持ってもらえるように日々奮闘中。

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生物の定義とは?

image by iStockphoto

まず生物学において「生物」はどのように定義づけられているか、解説していきましょう。生物の定義については様々な意見がありますが、多くの科学者が挙げているものとして以下のような条件があります。

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定義1:細胞からなり、遺伝情報としてDNA(デオキシリボ核酸)を有している。

定義2:生殖を行って増殖する。

定義3:代謝をしてエネルギーを生産し、ATPにそのエネルギーを蓄える。

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定義1:細胞からなり、遺伝情報としてDNAを有している

生物を定義する上で最も基本的なことは、どのような生物も細胞で構成されているということです。細胞は細胞膜で覆われており、細胞膜はリン脂質とタンパク質でできています。

そして細胞の内部には、二重らせん構造をしたDNAを持っていることが重要なポイントです。DNAには遺伝子が含まれており、生命活動を行う上で必要となるタンパク質を作ることができます。いわば生物の設計図のようなものがDNAですね。

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定義2:生殖を行って増殖する

生物は子孫を残すために生殖を行って増殖する、という特徴があります。生殖には無性生殖または有性生殖がありますね。無性生殖は分裂や出芽などによって、有性生殖は2つの配偶子が接合することによって新個体が作られる方法です。

無性生殖で増殖するとき、また有性生殖で配偶子を作るときには必ず細胞分裂を伴います。細胞分裂を行うために必要なのが、DNAを複製して分配するといった作業。DNAの複製などには多くのタンパク質が関与していますが、それらのタンパク質を合成する情報もDNAに含まれているのです。

つまり、自分自身の力で次世代に遺伝情報を受け継いでいくことができる、それが生物の特徴といえます。

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定義3:代謝をしてエネルギーを生産する

生物は自身の生命活動に必要なエネルギーを、自分の力で生産しているという特徴もあります。生命活動、例えば物質の輸送や合成、筋肉の収縮などを行う際はエネルギーが必要です。

エネルギー源であるATPの合成ために有機物を分解する反応(異化)である「呼吸」、ATPを用いて有機物などの複雑な物質を合成する反応(同化)である「光合成」など、代謝を行うことで生命活動を維持しています。

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