
C言語とC++は何が違う?呼び出しや変換は可能?双方の特徴や難易度について雑学好きライターがわかりやすく解説
- C言語とC++の違いをざっくり解説
- C言語:特に知名度の高いプログラミング言語
- C++:C言語がパワーアップしたプログラミング言語
- C言語とC++はどう使い分けられている?
- C言語は人工知能・ハードウェア・プログラム開発などで使われる
- C++はスマホアプリやWebアプリの開発などに使われる
- C#というプログラミング言語もある
- C言語とC++の関係は?
- C言語が改善されたものがC++
- C言語とC++は互換性があり変換も可能
- C言語とC++は相互に呼び出し合うことができる
- C言語の特徴は?
- C言語は処理速度が速い
- C言語は難易度が高い
- C++の特徴は?
- C++はC言語が進化したもの
- C++はC言語と互換性があり生産性も高い
- C++はC言語よりも難易度が高い
- C言語のパワーアップしたプログラム言語がC++で、C++はC言語をほぼカバーできるが難易度も高い
この記事の目次

ライター/ねぼけねこ
法学部出身。某大組織での文書作成・広報部門での業務に10年以上従事し、IT・プログラミング分野の歴史にも詳しい。
C言語とC++の違いをざっくり解説
はじめに、C言語とC++の違いをざっくり説明します。両者は全く違うものですが、誕生した経緯や使われ方などにおいて、深い関係にあると言えるでしょう。
C言語:特に知名度の高いプログラミング言語
C言語は、プログラミング言語として1972年に開発されました。C言語によるプログラム実行を行うには、ソースコードを作成後、「コンパイル」と呼ばれる機械語に変換して実行する必要があることから、「コンパイル型汎用プログラミング言語」と呼ばれることもあります。
C言語はコンピューターに特化したプログラミングを行うため、コンパクトかつ処理速度が早さが特徴的。特に使われることが多いのは組込系の現場や人工知能、ハードウェアやサーバのプログラム開発の分野です。
歴史のある言語ですが、今でも多くのシステムで使われており、未だに高い人気を誇っています。
C++:C言語がパワーアップしたプログラミング言語
1983年に「C言語の拡張版」として開発されたのがC++(シープラスプラス)で、日本では略して「シープラプラ」や「シープラ」とも呼ばれるプログラミング言語です。「オブジェクト指向」が追加されるなど、C言語よりも開発効率がよくなるよう工夫されています。
また、C言語との互換性も大きな特徴のひとつです。このためC++とC言語は、ソフトウェアの開発ではしばしば一緒に使われます。
C言語とC++はどう使い分けられている?
C言語は、主としてOSの作成や組み込み系の開発に、またC++はスマホアプリやWebアプリなどの開発にそれぞれ使われています。両者の使い分けの実状を説明しましょう。

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C言語は人工知能・ハードウェア・プログラム開発などで使われる
開発されたもので代表的なものとしてWindowsのOSを挙げることができますし、他に開発の場面でC言語が採用されているものとして、macOS XやLinuxカーネルなどもあります。
また、C言語はハードウェアの中でプログラムの制御などに使われる組み込み系ソフトウェアの開発にも用いられており、ロボットや家電製品などのプログラムにも搭載されているという活躍ぶりです。
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