
「保証」の意味と英語表現
「保証」とは、間違いなく大丈夫である+確かであると、人や物に対して責任を請け負う意味です。
保証は英語で「warranty(保証)」を使いますが、他にも「assurance; security; undertaking; guarantee; surety」があります。前述した保障の「security(安全); guarantee(保障)」の2つが被りますね?「security」は保障や保証など安全に関する意味を持ち、「guarantee」は保証の意味合いが強い単語のため、文脈によっては2つのどれかを使うそうです。
ほ‐しょう【保証】
①大丈夫だ、確かだとうけあうこと。「人柄を―する」
②〔法〕保証債務を負担すること。
(出典:広辞苑無料検索,https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E%E8%8B%91/content/18116_1946)
保険や金融など社会生活ではどう分けられているの?

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ここまで簡単ではありますが、「保障」、「補償」、「保証」それぞれの意味を記載致しました。次からは、実際この3つがどのように分けられ使われているのかを、保険などの専門分野を交えながら調べてみたいと思います。
政府や保険に約束され守られる「保障」
「保障」とは、脅威に侵されたり損なわれたりしないよう保つと約束し、守られることです。
例えば、生命保険会社が取り扱う保険商品に「死亡保険(終身保険)」や「ガン保険」などがありますね。もし「ガン保険」を契約した場合、「日額最大〇万円まで保障」や「最新医療費も保障」などの使い方をします。
また、政府による生活の保障などがあげられるでしょう。「人権保障」、「社会保障」、「安全保障」のように、地位や権利などに害が及ぼさない保護して損害を与えないという意味です。
つまり、「保障」とは保険や政府(国)などによって約束されたことに関する言葉に使います。
公的機関が金銭的支援をする「補償」
「補償」とは、「補って償う」=「損害を(お金などで)補填する」ことです。
保険(会社)の場合、「自動車保険」など「損害保険」における補償プラン、「火災保険」に付帯する台風など自然災害に関する「水災補償」などがあげられるでしょう。
国など政府関連の場合は社会的不況や自然災害などに使われますが、今ならコロナ禍の「休業補償」や「補償金」などが該当しますね。
つまり、「補償」とは人々や企業などが受けた金銭的被害に対し、国や公的機関が金銭的支援(補填)を行うときに使う言葉です。
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