理科生物生物の分類・進化

3分で簡単偶蹄類の種類や特徴!当てはまる動物とは?現役講師がサクッとわかりやすく解説

蹄行性

偶蹄類の動物が歩く様子を観察すると、蹄の部分だけを地面につけて歩いているのが分かります。人間で例えるならば、爪のある部分…つま先だけで歩き続けるような状態です。

このような歩き方は、とくに蹄行性(ていこうせい)とよばれます。

私たちヒトは、普段つま先立ちのようにして歩くことはしませんよね。足の裏全体で地面を踏みしめながら体重を移動させて歩きます。このような歩き方を表す言葉は蹠行性(しょこうせい)です。

食べ物を「反芻」するものが多い

全ての偶蹄類に当てはまるわけではありませんが、食べ物を「反芻(はんすう)」するものが多いのも、偶蹄類の特徴でしょう。

反芻とは、一度胃に入れた食べ物を口まで戻し、また噛んで胃に戻すという食事の方法です。

偶蹄類には草食性のものや雑食性のものがいます。植物をメインに食べる場合、固い繊維を消化する必要があるため、反芻を行うことで消化を助けているのです。

image by Study-Z編集部

反芻だけでなく、胃も変わっています。草食性の偶蹄類では胃を複数持ち、さらにそこに微生物を住まわせることで、消化を効率よく行うものがいるのです。

偶蹄類にふくまれる動物たち

では、偶蹄類にはどんな動物が含まれているか、具体例を見ていきましょう。

ウシ

偶蹄類の動物でも代表的な存在がウシです。偶蹄目という分類群の名称も、別名を”ウシ目”というくらいですから。

ウシの蹄は二本。着物を着るときに履く”足袋”のようにもみえますね。

image by iStockphoto

ウシは人間と付き合いの長い動物です。昔から乳(牛乳)をとったり肉を食べたりしたほか、農耕にも利用されてきた歴史があります。現在家畜として利用されているウシは、もともとオーロックスという野生の牛を、人間が飼いならしたものです。

つまり、オーロックスは飼育されているウシのご先祖様だということができますが、残念ながらすでに絶滅してしまいました。

ほかにウシに近縁な動物として、バイソンスイギュウなどがいて、もちろんこれらも偶蹄類にふくまれます。

ヤギやヒツジ

ウシと同じく、ヤギ(山羊)ヒツジ(羊)も人間が飼育する偶蹄類として代表的な生物でしょう。じつは、ヤギもヒツジも分類上はウシの含まれるウシ科に該当する動物なんです。

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