端的に言えば鯖を読むの意味は「数をごまかす」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
塾講師を経験したナギセを呼んです。一緒に「鯖を読む」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ナギセ
塾講師経験のあるライター。もちろん国語も教えた経験あり。国語好きを生かし、楽しく解説する。
「鯖を読む」の意味は?
「鯖を読む」には、次のような意味があります。
実際より多く言ったり少なく言ったりして数をごまかす。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「鯖(さば)を読む」
よく聞く表現ではないでしょうか。テレビで芸能人などが年齢を鯖読みしていた、と言うことがありますよね。魚のサバの字を使うのにはどういった理由があるのでしょうか?語源を確認してみましょう。
「鯖を読む」の語源は?
次に「鯖を読む」の語源を確認しておきましょう。
語源は諸説あります。以下が語源とされているものです。
1.魚市場で早口で小魚を数えることを「魚市読み(いさばよみ)」と言い、その略からという説。
2.大量の鯖を数えるとき使用人が数をごまかしたことからという説。
3.鯖は腐りやすいので急いで売りさばく必要があり、いい加減な数え方をしたからという説。
4.挿鯖など二枚重ねを一連として数えたことからきたという説。
どれもあり得そうですよね。地方により違いもあるのかもしれません。
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