南北朝時代室町時代日本史

5分でわかる「後亀山天皇」南北朝時代は終わった?室町幕府との約束とは?歴史オタクがわかりやすく解説

2.南北朝時代を終わらせるために

1350年、吉野の南朝にて後村上天皇の子として誕生した後亀山天皇。兄・長慶天皇が即位後に東宮(皇太子、次の天皇)となりました。

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後亀山天皇、即位へ

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しかし、室町幕府に対しする姿勢は兄弟間で意見が違いました。強硬派の長慶天皇と和平派の後亀山天皇。天皇と東宮が対立すれば、当然、そのうしろにつく家臣たちの対立も避けられませんね。後亀山天皇はその後、南朝の公卿であり武将だった楠木正儀に擁立され、即位します。

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室町幕府の全盛期

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後亀山天皇即位時の室町幕府将軍は「足利義満」。室町時代の全盛期を築いた将軍ですね。

ついでなので、足利義満について軽くさらっておきましょう。室町幕府第三代将軍・足利義満は、金閣が有名ですね。もともとは金閣はもともと足利義満の別荘で、その死後に鹿苑寺となり、臨済宗のお寺になりました。残念なことに金閣は一度消失しており、現在、京都に建ってる金閣は当時のものではなく、再建されたものです。

足利義満がすごいのは文化面だけではありません。大陸の「明」へと貢物を送り、明から日本国王に冊封されて国交が行われるように。さらに、明や朝鮮半島で暴れていた倭寇(日本人海賊)の取り締まりを行い、明と「勘合貿易」を始めたのです。

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正統な天皇の条件

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「八咫鏡(やたのかがみ)」「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」は日本の歴代天皇に古代より受け継がれてきた「三種の神器」です。『古事記』によると三種の神器は、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天孫降臨の際に瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に授けたものであり、三種の神器を所持することが正当な天皇の証でした。

基本的に、天皇になるためには即位時に先帝が次の天皇へ三種の神器を渡す儀式を行うことが必要でした。南北朝時代、この三種の神器を所持していたのは南朝です。三種の神器なしに天皇が即位した先例もあるため、北朝の天皇は神器なしで即位していたのでした。

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天皇の正統性の証として「三種の神器」がある。この三種の神器は当時、南朝が持っていたんだな。そのため、北朝の天皇は三種の神器なしのまま天皇に即位している。これは、1183年に後鳥羽天皇が三種の神器なしに即位したという前例があるため認められていた。「三種の神器」なしに即位はできるが、やっぱり正統性を主張するにはあったほうがいいんだ。

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「明徳の和約」で南北統一

鎌倉幕府が全盛期を迎える一方、このときの南朝は有力武将が敗走したり城を奪われたりと、衰退している時期にありました。全盛期の室町幕府、衰退期の南朝。どちらが優位化は一目瞭然。南朝はこのまま現状維持を続けていくのも難しい状況でした。そんな折、勢いに乗る足利義満は武家勢力の統率に成功し、ついに南朝との交渉を始めたのです。

そうして両者の間で結ばれたのが「明徳の和約」でした。明徳の和約の内容で重要なのは三つ。

「後亀山天皇が後小松天皇に正式な儀式を行って、三種の神器を北朝へ渡す」

「天皇の即位は両統迭立にする」

「公領の分配」

後亀山天皇と南朝はこの条件を受け入れたことで、南北朝時代が終焉を迎え、後亀山法皇は南朝最後の天皇となったのです。

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