生き物・植物雑学

3分で簡単マナティーとジュゴンの違い!人魚のモデルはどっち?実際に会える水族館まで生き物好きライターが詳しくわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事ではマナティーとジュゴンの違いについてみていくぞ。どちらも珍しい水中の動物というイメージがあるよな。見た目などは特に混同しがちだが、よく調べてみると見分けやすいポイントがあるみたいだ。
今回はそんなマナティーとジュゴンの違いを、分類から確認しつつ、生き物好きライター田嶋と一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/田嶋あこ

生き物が好きなWebライター。生き物をモチーフにしたイラストなどを描いている。特に水族館の生き物が好きで各地の水族館へ赴いたり、動画のチェックも欠かさない。詳しく解説していく。

マナティーとジュゴンってどんな動物?

image by iStockphoto

マナティーとジュゴンはどちらもゾウの祖先の1つとされている「メリテリウム」が進化した動物だと言われています。ルーツは同じですが、進化の過程で別の動物になったのです。さっそく違いをみていきましょう。

マナティー:哺乳類カイギュウ目マナティー科の動物

マナティーはカイギュウ目(海牛目)マナティー科に分類される動物。普段はゆったり泳いでいますが、時速20km以上の速さで泳ぐことも可能です。水温が低い場所や寒い気候は大の苦手。寒さが原因で弱ってしまうこともあるほど、気候や水温に敏感な動物です。

基本的には1頭〜2頭(つがい)で生活しますが、5頭前後の小さな群れで過ごすことも。

マナティー科には、「アマゾンマナティー」「アメリカマナティー」「アフリカマナティー」の3種が所属しています。

ジュゴン:哺乳類カイギュウ目ジュゴン科の動物

ジュゴンもマナティーと同じカイギュウ目の仲間ですが、ジュゴン科に分類されます。肺活量が多く、6分間ほど潜水することも可能です。ジュゴンも暖かい場所を好みます。

基本的には1頭〜2頭(つがい)で生活しますが、たまに100頭を超える巨大な群れで過ごすことも。息継ぎの際、立ち泳ぎで水面に顔を出したりするのも特徴です。

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マナティーとジュゴンは、カイギュウ目に分類される哺乳類の生き物という点は共通している。ただ、その中でもマナティー科とジュゴン科にそれぞれ分かれることがわかったな。もっと詳しい違いをみていくぞ。

マナティーとジュゴンの詳しい違いをチェック!

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マナティーとジュゴンは、見た目だけでなく生息地やエサなどにも違いがあります。それぞれ詳しくチェックしてみましょう。

\次のページで「マナティーとジュゴンの「生息地」の違い」を解説!/

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