

端的に言えば神は見通しの意味は「神はどんなことでも見抜いている」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
塾講師を経験したナギセを呼んだ。一緒に「神は見通し」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ナギセ
塾講師経験のあるライター。もちろん国語も教えた経験あり。国語好きを生かし、楽しく解説する。
「神は見通し」の意味は?
「神は見通し」には、次のような意味があります。
神はどんなことでも見抜いているので、偽ることはできない。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「神(かみ)は見通し」
少しどきっとすることわざですよね。誰かほかの人が見ていなくても、神様は見ているから嘘をついたり、悪いことをしたりできないという意味になります。
ここでいう「神」は漠然と天上にあり、人間を超越した存在のことのようです。日本には八百万の神々がいると考えられているのですが、そこがキリスト教やイスラム教のような一神教とは違います。
「神」と一言で言ってもそれぞれですね。その人にとっての神がいるのでしょう。相手の信仰を邪魔しないことも時に必要です。
「神は見通し」の使い方・例文
「神は見通し」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.「嘘つかないで。神は見通しだよ。」
2.国語辞典や和英辞典、広辞苑などが高かったので万引きしようか考えながら店内を物色していたところ、店員に声をかけられた。やはり神は見通しなのかもしれない。
3.神は見通しだから悪いことはしない。

どうだ?「神は見通し」について少し理解できてきたか?次は類義語や対義語、英訳なんかを見ていくぞ。
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