理科の教員免許を持っていて生物に詳しいライターAnnaと一緒に解説していきます。
ライター/Anna
大学で生物学について幅広く学び、大学院では植物の研究をしていた。生物学の楽しさをたくさんの人に広められるよう日々勉強中。
雌雄同体ってなに?
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雌雄同体(しゆうどうたい)とは、動物のうちメスの生殖器官とオスの生殖器官を一個体に両方持つもののことです。生殖器官とは有性生殖をするための器官であり、メスの場合は卵巣や子宮など、オスの場合は精巣や精嚢などがあります。動物では雌雄同体のものは少なく、一般的には雌性配偶子(卵子)と雄性配偶子(精子)を作る個体は分かれている雌雄異体(しゆういたい)であることが多いです。
ちなみに植物では雌花(めばな)と雄花(おばな)を一個体に両方持つもののことを雌雄同株(しゆうどうしゅ)と言い、反対に雌株と雄株に分かれているものについては雌雄異株(しゆういしゅ)または雌雄別株(しゆうべっしゅ)と言います。
雌雄同体のメリットとデメリット
生まれた時から性別が決まっている私たちヒトからすると雌雄同体の生物はとても不思議に思いますが、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
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