itとthatの使い方の違い
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上記のitの意味でも触れていますが、itは季節・天候・時間・温度・明るさ・距離などを表現する際にも使います。これは形式主語と呼ばれ具体的な人や物がいない場合にも使えるんですね。英語には主語が必要なので代わりにitを主語にしていますが、この場合訳しません。一方Thatは指示代名詞。話している相手に近い事物・場所・方角を具体的に表すときにも使います。なので前の文章がなくてもいきなり使うことができるんです。解説付きで分かりやすい例文がありましたので、ご紹介しますね。
※名詞節やto不定詞を主語にすると主語が長くなってしまうので、代わりに形式主語のitを使い、わかりやすい文章にすることもできる。
thatの使い方
(あれください?)
※ここでのthatは「それ、あれ」という意味で話し相手に近いところにある具体的な何かを指している。
・When did you buy that laptop?
(そのノートパソコン、いつ買ったの?)
※ここでのthatは「その、あの」という意味でlaptopを指している。
ちなみに相手より自分の方が近くにある事物・場所・方角を示す場合はThisですね!
(出典:E.T.web https://u-ful.com/)
このような感じです。こうして解説付きで見るととても分かりやすいですよね!そしてもうひとつitとthatでは物事の一般的な内容か、個人的な内容を含む限定した内容かでも違ってくるようです。どういう事かというと、
・We should attend the meeting on time. It is a rule to follow.(私たちは会議に時間通り出席するべきで、それは守るべきルールです)
例文の「it」は「会議に時間通り出席するべき」の文章全体を意味しますが、一般論のルールに関する内容から「it」で置き換えても自然な表現です。
・I was often late last month. I’m ashamed of that.(私は先月、たびたび遅刻していました。それを恥ずかしく思います)
また、個人的な経験から述べている内容では限定した内容なので「that」で「I was often late」の部分を示していますね。自分の意見や考えを伝える場合に、「this/that」のが自然でしょう。
(出典:Aloha英会話 https://www.alohaenglish.jp/)
このような感じです。少し難しいかもしれませんが、このような使い方もあると覚えておくと良いと思います。
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