今回は卵料理の定番でもあるオムレツとオムライスの違いを、卵焼きとの違いも合わせて確認しつつ、専業主婦歴10年の料理好きライターささき葵と一緒に解説していきます。
ライター/ささき葵
料理やお菓子作りが好きな、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。
オムレツとオムライス、中身が違う!
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卵料理で好きなメニューといえば、オムレツやオムライスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。レストランに行くと子供が必ず食べたがるイメージで、お子様ランチにもオムレツやオムライスをよく見かけます。子供だけでなく大人にも好きな人が多いこの2つは、似たような名称の卵料理で見た形も似ていて混同されることもありますよね。明確な違いは、それぞれの中身にあります。
オムレツは中身にご飯は入らない
オムレツとは卵をといてフライパンに流しいれ、半月型や木の葉型に焼いた卵料理のこと。
基本的な具材の入っていないプレーンオムレツは、といた卵に牛乳や生クリームと塩コショウなどで味をつけ、バターを溶かしたフライパンに流し入れ、箸などでくるくるとかき混ぜ形を形成しながら焼き上げます。混ぜることで空気を含んだふんわりとした食感が生まれるのです。
中身に具材を入れたオムレツもありますが、ご飯を入れることはありません。どちらかと言えば、おかずとして食べられますね。
オムライスは中身がご飯
オムライスとは、チキンライスを薄焼き卵でオムレツのように包んだ料理のこと。
基本的なオムライスは、ケチャプでご飯を炒めたチキンライスを薄く焼き広げた卵焼きで包み、木の葉型に成形します。ケチャップをかけて食べるのが定番ですが、デミグラスソースなどの他のソースをかけることも。
オムライスの中身は他の具材が入ることはなく、チキンライスやその他の味付けがされたご飯がメインになります。これ一つで主食となる感じですね。
オムレツとオムライスの歴史
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オムレツとオムライスの違いはご飯が入っているか入っていないかの違いだとわかりましたね。両者とも卵を使った洋食メニューの一つですが、それぞれの料理が誕生した由来にも違いがあります。次からは語源や歴史について解説しましょう。
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