今回はそんなお彼岸の時期に欠かせない花の違いを、定義から確認しつつ、雑学好きライターの熊家と一緒に解説していきます。
ライター/熊家
現在ライターとして、さまざまな分野で活動している。文学や歴史などのジャンルが得意で、これまで多くの記事を執筆してきた。この経験を生かし文学や歴史、雑学などの知識を分かりやすく解説していく。
ざっくり曼珠沙華と彼岸花の違いは?
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お彼岸の時期に咲く彼岸花は鮮やかな赤色で、どこか切なく儚い姿に見える花です。そんな彼岸花に実は別名があることをご存知でしょうか。「曼珠沙華」といいますが、知らない方が多いと思います。なぜ読み方が違うのか、意味があるのかなど、気になる疑問を解決していきましょう。はじめにざっくり、曼珠沙華と彼岸花の違いについてご紹介します。
彼岸花の別名は「曼珠沙華」
彼岸花の別名は「曼珠沙華」です。サンスクリット語の「manjusaka」から名付けられました。他にも学名である「リコリス・ラジター」と呼ばれることもあります。リコリスはギリシャ神話の女神である、リュコーリアスから名付けられました。
「彼岸花」が一般的に知られている
彼岸花は夏の終わりから秋にかけて、道端や川周辺などに花を咲かせる植物です。日本では彼岸花が一般的に知られていますが、実際は曼珠沙華も同じ花となります。彼岸花が和名・曼珠沙華は別名・リコリスは学名という違いなだけです。
「彼岸花の生体」
・ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草
・別名:曼珠沙華
・学名:リコリス・ラジアータ
・原産地:中国大陸
・日本の分布は北海道/東北地方を除く全国
特徴1:曼珠沙華と彼岸花の読み方は?
曼珠沙華と彼岸花の違いについて、ざっくり知っていただけたと思います。ここからはより詳しく、曼珠沙華と彼岸花について追っていきますね。この章では読み方についての解説です。「なぜその呼び方になったか」という由来についても知っていただけます。
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