この記事ではZoomとSkypeの違いについてみていきます。近年一気に需要が高まったビデオ通話サービスですが、サービスによってコンセプトや特徴は大きく異なっている。今回は、その中でも特に知名度の高い2つのサービスのコンセプトの違いや機能の比較を、Webディレクターでもあるライターのサイトウマサヒロと一緒に解説していきます。

ライター/サイトウマサヒロ

Webディレクターや会員制Webサービスの運営業務を行なっている会社員。プライベートでもSNSや動画配信サイト漬け、週末はもっぱらアイドルやバンドのライブ三昧。

ZoomとSkypeの違いはコンセプト?

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パソコンやスマートフォンを通し、遠くの人とも顔を見てコミュニケーションを取れる、便利なビデオ通話サービス。最近では、リモートワークや取引先との打ち合わせのためにビジネスシーンで欠かせない存在となっただけではなく、友人とのオンライン飲み会など様々な場面で活用されています。

そんなビデオ通話サービスの中でも特に高いシェアを誇っているのが、ZoomSkypeです。しかし、両方の特徴を理解し、しっかり使い分けられているという人は意外と少ないのではないでしょうか。

よく似たサービスに感じられるZoomとSkypeですが、実はそれぞれ異なったコンセプトのもと開発・運営されています。そのコンセプトの違いとは、ズバリ「ビデオミーティング」か「通話」かという点です。

Zoomは大人数でも使える「ビデオミーティング」システム

Zoomは、大人数が参加する会議やセミナーでの利用を前提としたビデオミーティングシステムです。企業やクリエイターが、ビジネスのために使用するといった用途がメインとなっています。

Skypeは個人同士が繋がる「通話」システム

一方Skypeは、個人と個人のコミュニケーションを想定した通話システム。家族や友人の間でのテレビ電話を主な使い道として設計されています。

ZoomとSkypeの歴史

Skypeの歴史は長く、2003年に初めて登場しました。以来長年に渡り、音声通話サービスの先駆けとして世界中で数億人以上に利用されてきました。

一方のZoomがサービスを開始したのは、Skypeより10年遅れた2013年。2019年までの利用者は1000万人ほどでしたが、コロナ禍の中で利用者が20倍以上に増えるなど一気に注目を集め、テレワークや学校教育現場などで活用されるようになりました。今ではWeb会議システムの中でもトップのシェアを獲得するサービスとなっています。

\次のページで「Zoomを使うメリット」を解説!/

Zoomを使うメリット

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Skypeと比較して、Zoomを利用するメリットにはどのような点があるのでしょうか。

大きなポイントとして、「手軽さ」と「安定性」が挙げられます。

登録不要で手軽に参加できる

Zoomで会議を作成し開催するためには、アカウント登録が必須となっています。しかし、主催者であるホストに招待された参加者は、ユーザー登録などを行わなくても、参加が可能です。

参加者は、主催者から送信されてきたURLをクリックすればすぐルームに入室できます。また、Zoomでは自動的に最適なマイクやカメラを選択し設定を行ってくれるため、接続のために時間を取られることもめったにありません。

大人数でも安定して利用できる

ここまでも説明した通り、Zoomは大人数での会議などを想定し作られています。参加可能人数は、無料のプランでは最大100名、有料プランではなんと最大1000名!同時接続人数が多いことが原因で動作が不安定になることもほとんどありません。

Skypeでは参加可能な定員が50名で、人数によって接続が不安定になる可能性があることを考慮すると、大人数での会議にはZoomがおすすめと言えるでしょう。

Skypeを使うメリット

それでは、一方でSkypeを利用する際のメリットについてもみていきましょう。

通話外でもチャットが利用できる

Skypeでは、通話をしていない時でもメッセージのやりとりを行うことができます。テキストだけではなく、ファイルの共有も可能です。

Zoomではビデオ会議中のチャットが利用できますが、一度会議を終了してしまうと、メールなど別の方法を使わないと通話相手とコミュニケーションを取ることができません。

事前のリマインドや終わった後の補足や資料送付、「今から通話しない?」といった気軽なやりとりを行いやすいという点は、Skypeの大きな強みのひとつです。

無料でも時間制限なし

Skypeでは、全てのユーザーがほぼ時間の制限なく通話をすることが可能です。

Zoomは、無料プランで3人以上参加の会議を行う場合、40分の時間制限があり、制限を超えると自動で会議が終了してしまいます。制限なく会議を行うには、月額料金を支払い有料プランとの契約が必要です。

一方のSkypeは、ビデオ通話1か月100時間、1日10時間という制限はあるものの、Zoomの制限よりもはるかに長時間であるため、普段利用する際に時間を気にする必要はほとんどないでしょう。

\次のページで「バーチャル背景・画面共有・録画はどちらも利用可能」を解説!/

バーチャル背景・画面共有・録画はどちらも利用可能

部屋を見られたくない時に便利なバーチャル背景機能や、プレゼンの際に必須の画面共有、会議の記録に便利な録画・録音機能などは、Zoom・Skypeのどちらでも利用可能です。

SkypeにないZoomの独自機能としては、ホワイトボード機能などのほか、「ブレイクアウトセッション」機能があります。多くの参加者が参加している会議で、参加者を少人数に分けてグループミーティングを行うことができるこの機能は、ビジネスに特化したZoomならではの特徴ですね。

画質や音質はどちらが良い?

ビデオ通話を行う際には、できるだけキレイな映像と音が望ましいですよね。ここからは、ZoomとSkypeの画質や音質について解説していきます。

画質・音質が良いのはZoom

設定や接続状況によっても異なりますが、一般的にはZoomの方が画質・音質ともに優れていると言われています。動画が乱れるようなこともほとんどなく、クリアな音質で通話が可能です。

通信量はSkypeの方が少ない

一方で、通話の際に消費されるデータ通信量はSkypeの方が少なく、Zoomの約半分となっています。

通信量が大きくなっている際に、接続状況に合わせて音質や画質が落とされることもあるので、環境によってはSkypeの方が快適に利用できる場合もあるでしょう。

\次のページで「セキュリティは安全?」を解説!/

セキュリティは安全?

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便利なビデオ通話サービスですが、情報流出の危険や会話が盗聴される可能性など、セキュリティは気になるポイントですよね。それでは最後に、ZoomとSkypeのセキュリティについて説明していきます。

通信は暗号化されているので安心

Zoom・Skypeともに通信が暗号化されており、基本的には安全と言えます。

Zoomはかつて脆弱性のある暗号化方式を採用していたり、利用者の情報がFacebookに送られる問題が指摘されるなど、危険性のあるサービスというイメージも少なからずありました。

しかし、2020年秋までにZoomはより安全な暗号化方式に変更を行ったため、現在は当初ほど危険性があるサービスではありません。

ID・パスワードの取り扱いには注意

とはいえ、他のあらゆるサービス同様、IDやパスワードの取り扱いには注意が必要です。

また、会議室への入室に必要な情報をSNSなど公開された場所に書き込むと、悪意のある第三者が乱入するという迷惑行為もたびたび報告されています。

アカウントのID・パスワードや会議室の情報は、うかつに誰もが見れる場所に投稿しないよう気を付けましょう。

ZoomとSkypeを使い分け、リモートでも快適なコミュニケーションを!

Zoomは会議やセミナー、Skypeは個人同士のコミュニケーションなど、それぞれ最適な使用方法があります。各サービスの強みを理解し、いつでもどこでも繋がれる便利な通話サービスを使いこなしましょう!

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IT・プログラミング雑学

ZoomとSkypeの違いを比較!Web会議や飲み会ではどっちが良い?画質・音質・セキュリティについてWebディレクターがわかりやすく解説!

この記事ではZoomとSkypeの違いについてみていきます。近年一気に需要が高まったビデオ通話サービスですが、サービスによってコンセプトや特徴は大きく異なっている。今回は、その中でも特に知名度の高い2つのサービスのコンセプトの違いや機能の比較を、Webディレクターでもあるライターのサイトウマサヒロと一緒に解説していきます。

ライター/サイトウマサヒロ

Webディレクターや会員制Webサービスの運営業務を行なっている会社員。プライベートでもSNSや動画配信サイト漬け、週末はもっぱらアイドルやバンドのライブ三昧。

ZoomとSkypeの違いはコンセプト?

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パソコンやスマートフォンを通し、遠くの人とも顔を見てコミュニケーションを取れる、便利なビデオ通話サービス。最近では、リモートワークや取引先との打ち合わせのためにビジネスシーンで欠かせない存在となっただけではなく、友人とのオンライン飲み会など様々な場面で活用されています。

そんなビデオ通話サービスの中でも特に高いシェアを誇っているのが、ZoomSkypeです。しかし、両方の特徴を理解し、しっかり使い分けられているという人は意外と少ないのではないでしょうか。

よく似たサービスに感じられるZoomとSkypeですが、実はそれぞれ異なったコンセプトのもと開発・運営されています。そのコンセプトの違いとは、ズバリ「ビデオミーティング」か「通話」かという点です。

Zoomは大人数でも使える「ビデオミーティング」システム

Zoomは、大人数が参加する会議やセミナーでの利用を前提としたビデオミーティングシステムです。企業やクリエイターが、ビジネスのために使用するといった用途がメインとなっています。

Skypeは個人同士が繋がる「通話」システム

一方Skypeは、個人と個人のコミュニケーションを想定した通話システム。家族や友人の間でのテレビ電話を主な使い道として設計されています。

ZoomとSkypeの歴史

Skypeの歴史は長く、2003年に初めて登場しました。以来長年に渡り、音声通話サービスの先駆けとして世界中で数億人以上に利用されてきました。

一方のZoomがサービスを開始したのは、Skypeより10年遅れた2013年。2019年までの利用者は1000万人ほどでしたが、コロナ禍の中で利用者が20倍以上に増えるなど一気に注目を集め、テレワークや学校教育現場などで活用されるようになりました。今ではWeb会議システムの中でもトップのシェアを獲得するサービスとなっています。

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