メカブ:わかめの一部
とろっとした粘り気が特徴的なメカブ。実はわかめの一部だということはご存知でしたか?
わかめには根っこの近くに、生殖細胞がヒダのように集まった部分があります。この部分がメカブなのです。
普段は刻んで加工されたものが売られていますが、時期によっては生の状態でお店に並ぶこともあります。肉厚で歯ごたえのあるコリコリした食感が楽しめるので、ぜひ試してみてください。
海苔・ヒジキ・モズク:全く別の海藻
海苔・ヒジキ・モズクは、どれもわかめや昆布とは別の海藻です。それぞれがどんな海藻なのかみていきましょう。
海苔
水中の岩に苔のように付いて生きている、食用藻類の総称。紅藻・緑藻・藍藻などが含まれる。乾燥させて紙のような形にした板海苔などに加工されることが多い。
ヒジキ
褐藻網ヒバマダ目ホンダワラ科の海藻。木の棒のような細長い形の葉が特徴。小さく切って乾燥させたものや、煮物として売られていることが多い。
モズク
褐藻網シオミドロ目ナガマツモ科の海藻。細い糸のような葉の形。海の中では、ホンダワラ類の海藻にくっ付いて生きている。もずく酢などに加工されてよく売られている。
違いを活かして美味しく食べよう!
わかめと昆布は似ているようで全く別の海藻です。料理での用途をみても、昆布は出汁としても使えるのに対して、わかめで出汁は取れなかったりと違いがあります。
両方とも健康にいい成分を多く含んでいる食材なので、それぞれの特徴を活かして料理してみてくださいね。乾燥されているものは特別な下処理も必要なく、手軽に使えるのでおすすめです!