わかめの特徴的な栄養素
わかめは炭水化物に分類される、アルギン酸やフコイダンという成分が多く含まれている。整腸作用やコレステロールや血圧を下げてくれる効果も。
昆布の特徴的な栄養素
鉄分やカルシウムなどの体に必要な成分や、グルタミン酸という旨味成分を多く含む。
わかめと昆布に含まれるヨウ素について
ヨウ素は人間にとって必要不可欠な栄養素。新陳代謝などを促してくれる効果がありますが、過剰摂取は注意が必要です。
ヨウ素は摂取しすぎると甲状腺機能が低下する恐れがあります。機能が低下すると、疲労感が抜けなかったり食欲がなくなったりしてしまうことも。
わかめと昆布はヨウ素を豊富に含んでいるので、毎日食べるのは控えた方がいいでしょう。
わかめと昆布のそれぞれに適した使い方って?
わかめと昆布は料理における使い方も違いがあります。ポイントとなるのは旨味成分の出方の違いです。適した使い方を知って、美味しく調理しましょう!
わかめ:具材として使う
わかめは出汁としては不向きです。昆布の代わりにわかめで出汁を取ろうとしても、旨味成分はあまり抽出されません。
ただ、わかめは口に入れて噛むと豊かな風味を感じることができます。具材として使うことに向いている食材だと言えるでしょう。お味噌汁やナムル、酢の物などの具として使ってみてください!
昆布:具材・出汁として使う
昆布は旨味成分が豊富なので、出汁としても向いている食材です。水の量に対して1割の昆布を入れておくだけで、旨味成分が抽出されます。熱を通すと旨味成分がより濃厚にでるので、煮物や汁物にもぴったりです。
もちろんそのまま食べても美味しく頂けるので、具材として使うこともできますよ。刻んだ昆布を天ぷらにしたり、塩昆布を唐揚げの衣に混ぜたりするのもおすすめです。
わかめと昆布は「メカブ」「海苔」「ヒジキ」「モズク」とも違うの?
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スーパーに行くと、わかめや昆布の他にも様々な海藻が売られていますよね。中でもよく目にする、「メカブ」「海苔」「ヒジキ」「モズク」についてもご紹介していきます。
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