
ライター/mmQn
雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。
天ぷら粉と小麦粉の違いはタンパク質の含有量にあり!

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天ぷらを作る際に使用される専用の粉「天ぷら粉」。小麦粉で作る際の衣とどのような違いがあるのか、またその粉の配合はどのように違うのでしょうか。早速結論を申しますと、その違いはタンパク質の含有量にあります。以下よりその違いを詳しく見ていきましょう。
タンパク質量が少ない方が天ぷらはカラッと揚がる!
まず前提として天ぷらをカラッと揚げるコツというのは、衣にどれだけタンパク質が含有しているかに依存してきます。というのも天ぷらをカラッと揚げるためには衣の中にある水分をできるだけ飛ばす必要があるのです。つまりタンパク質が含有しているとその水分が抜けづらくなってしまうのでベタついた仕上がりとなってしまいます。
天ぷら粉はでん粉や卵粉が配合されている!
では天ぷら粉とはどういうものなのか見ていきましょう。天ぷら粉は、端的にいうと薄力粉にでん粉や卵粉が配合されている粉で、様々な粉を配合することで総体的にそのタンパク含有量を落としている粉になります。つまり水を配合した際にグルテンの発生が抑えられ、よりカラッと揚がるように仕上げられているのです。
小麦粉を使用する際は薄力粉を使用しよう!
もちろんご家庭に天ぷら粉が常備しているわけではないと思われます。そんな時は小麦粉を使用して代用することはもちろん可能です。ですが、小麦粉には薄力粉や中力粉、強力粉と種類があり、それらはグルテン(タンパク質)量によって分類されています。天ぷらの衣として使用する際は、一番グルテン量の少ない薄力粉を使用しましょう。
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