
今回はファッションには欠かせないアイテムの違いを、パンツの丈の定義も合わせて確認しつつ、元アパレル販売員ささき葵と一緒に解説していきます。

ライター/ささき葵
元アパレル店員で、現在は子ども3人を育てる専業主婦。今でもファッションにはこだわりがあり、アパレル時代の経験を活かして解説します。
ホットパンツとショートパンツは丈がポイント!

image by iStockphoto
ファッションアイテムの一つとして女性に人気のホットパンツとショートパンツ。両方とも短いパンツということは分かりますが、詳しい違いはご存じですか?同じように思っていたホットパンツとショートパンツの違いを知れば、なりたいイメージもきっと明確になるはず。そんな両者の違い、ポイントは丈にあります。
ショートパンツとは短いパンツ全体の事
ショートパンツは短パンとも言われる短いパンツの事ですが、具体的な長さなどの定義はなく、ロングパンツよりも短い丈のものを表します。
ファッション業界では、ひざ丈の4~6分丈程度のハーフパンツよりも短い、1~3分丈だとショートパンツとすることが多いですが、ブランドやファッションテーマによってさまざまです。一般的には股下10センチ程度のイメージですね。
日本では2006年頃に女性の間で大流行し、そこからショートパンツはさまざまなファッションジャンルで定着していきます。
ホットパンツはショートパンツの中で最も丈が短い
ショートパンツの中で最も丈の短いものがホットパンツと呼ばれ、0~1分丈程度のパンツの事を指します。股上も普通のショートパンツよりも短いものもあり、とても面積の小さい印象。
もともとは男性用ズボンとして、スポーツウェアや児童の半ズボンとして定着していましたが、1970年代にレディースファッションとしてパリコレで発表されたことから火が付き、翌年頃から日本でも流行しました。
ホットパンツはその見た目から、「脚に熱い視線が集まる」「最新のパンツ」などの理由から「ホット」と名付けられたそう。
シルエットや素材のバリエーション
ホットパンツは体のラインに沿ったぴったりとしたタイプが多く、よりスタイルを強調するデザインです。
対してショートパンツになると、ぴったり目のものからキュロットのように裾にかけてフレアなタイプまで、バリエーションがとても豊富。履く人のスタイルに合ったパンツ丈と裾幅を選べば、スタイルアップや脚を細くみせることもできますよ。
素材はデニムやコットンなどの夏に素足で履きたくなるような素材感のものから、レザーやツイードなど秋冬に活躍する厚みのある生地のものもあります。
\次のページで「ホットパンツとショートパンツの着用シーズンは?」を解説!/