理科の教員免許を持っていて生物に詳しいライターAnnaと一緒に解説していきます。
ライター/Anna
大学で生物学について幅広く学び、大学院では植物の研究をしていた。生物学の楽しさをたくさんの人に広められるよう日々勉強中。
受精とはなにか?
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受精とは雌性配偶子(卵)と雄性配偶子(精子)が融合することです。配偶子同士が融合すると受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら成体になっていきます。受精卵が成体になるまでの過程を「胚発生」と言い、受精卵は体細胞分裂を繰り返すことで成長していくのです。この受精卵の体細胞分裂は「卵割」と呼ばれ、卵割のしかたは生物によって異なります。
脊椎動物の受精のしくみ
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動物では精子が卵に侵入し受精すると卵細胞の表面が変化して重複受精を防ぎます。受精卵はこの時点では二倍体ですが、すぐにDNA合成が起こって体細胞分裂を開始するのです。脊椎動物の場合、二細胞の時期から孵化までのものを胚と呼び、胚では細胞が分化して様々な組織や器官が作られる形態形成が起こります。それぞれの組織や器官は特定の胚葉からつくられ、ヒトの場合中枢神経系や末梢神経系は外胚葉から、筋肉や骨格、心臓は中胚葉から、消化器移管、胚などは内胚葉からできるのです。
有精卵と無精卵にはどのような違いがあるの?
有精卵と受精卵の違いはずばり、「受精しているかしていないか」です。つまりオスとメスが交尾をして受精した場合産まれてくる卵は有精卵になり、受精をせずメスが単独で産んだ卵は無精卵となります。しかし、有精卵と無精卵の違いはただそれだけではありません。ここでは私たちにとって身近な卵である鶏のタマゴを例にして詳しく見ていきましょう。
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