
3分で簡単抵抗とインピーダンスの違い!両者の定義を現役理系学生ライターが徹底わかりやすく解説!
交流とは?

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交流はプラス極とマイナス極が絶えず入れ替わり続ける電気のことを指します。各家庭のコンセントにやってくる電気は実効値100Vの交流です。交流のプラス極とマイナス極が1秒間のうちに入れ替わる回数は周波数で表されます。
交流の最大の特徴は、変圧器を用いて電圧を簡単に変えることができることです。この利点を活用して、発電所から需要家への送電は交流で行われています。
抵抗器・コンデンサ・コイルの役割
電気回路において重要な役割を果たす素子として、抵抗器・コンデンサ・コイルなどが挙げられます。ここでは、抵抗とインピーダンスの違いを議論する準備として、これら3つの素子の性質や特徴についての説明をしますね。
特に、各部品が直流と交流に対してどのような振る舞いをするのかが議論の中で大切になります。ぜひ、この点に注目して記事を読み進めてくださいね。
抵抗器

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抵抗器は電流を流しにくくするための部品です。電流の通しにくさの度合いは、抵抗値R(レジスタンス)で表されます。絶縁体の抵抗は限りなく大きくなり、導体の抵抗は極めてゼロに近くなるのです。なお、抵抗器は直流と交流のどちらにも同じ効果を示しますよ。
抵抗値の単位はΩ(オーム)であり、それはオームの法則に従うことが知られています。また、抵抗器は抵抗負荷と表現されることもありますよ。抵抗器の例としては、電熱ヒーターや電球などが挙げられますよ。
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