
3分で簡単抵抗とインピーダンスの違い!両者の定義を現役理系学生ライターが徹底わかりやすく解説!
抵抗とインピーダンスは、どちらも電流の流れくにさを表す指標になっている。そのため、両者の違いがわからずに混同した状態で理解してしまうことも少なくないぞ。そこで、この記事では両者の違いを明確にすることを目標とします。ぜひ、この機会に抵抗とインピーダンスの違いについての理解を深めてくれ。
中学時代に独学で第二種電気工事士免状を取得した理系学生ライターの通りすがりのぺんぎん船長と一緒に解説していきます。

ライター/通りすがりのペンギン船長
小学生のころ、電子工作にドハマリし、中学時代には独学で第二種電気工事士免状を取得した。電気について独学する機会が多かったこともあり、電気の学習がいかに難しいかということもよく理解している。
抵抗とインピーダンスの違いについて学ぶ前に
今回の記事のメインテーマは、「抵抗とインピーダンスの違い」です。これらの用語は、電気工学を学ぶと必ず目にする言葉ですよ。両者とも電流の流れにくさを表す指標として知られています。
抵抗とインピーダンスの違いを本質的に理解するためには、直流と交流の違いを学んでおく必要がありますよ。そこで、記事の前半部分では、直流と交流についての説明をすることにしました。それでは早速、説明をはじめますね。
直流とは?

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直流はプラス極とマイナス極の向きが常に同じ電気のことを指します。具体的には、乾電池のような定電圧電源や太陽電池のような定電流電源が直流電源に分類されますよ。都市部の鉄道や地下鉄は直流モーターを利用して動いています。
直流はスマートフォンのような精密電子機器を稼働させるような用途にも向いていますよ。また、蓄電池などに電気エネルギーをためる際にも直流の電気が使われるのです。
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