
ブリ・ハマチ・カンパチの「旬」の違い
ブリ・ハマチ・カンパチは、それぞれ旬の時期も違います。ブリは11月〜2月の冬、ハマチは7月〜11月、カンパチは6月〜11月の夏から秋にかけてが旬。
3種とも養殖が盛んな魚なため、スーパーや魚屋さんでは時期に関係なく売っていることが多いです。
ブリ・ハマチ・カンパチは、似ている魚ですが細かくみるとそれぞれ特徴があります。特に天然物で比べて見ると、違いがわかりやすいです。
味は、カンパチ→ハマチ→ブリの順で右に行くほど脂がのっています。切り身の見た目も、カンパチ(白)・ハマチ(淡い赤)・ブリ(赤)と色味に違いが。
養殖だと3種とも脂がのっていて、色味も白っぽいので見分けが難しくなります。味比べをしたい場合は天然物で試して見るのもオススメです。
ブリ・ハマチ・カンパチは天然と養殖どちらが多い?

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ブリやハマチ、カンパチはスーパーや回転寿司などでもよく見かける魚です。1年中味わえることから、養殖自体は盛んに行われているということはわかりますね。
しかし、天然と養殖のどちらが多いかは知らない方も多いと思います。実際のところどうなのか、一緒にチェックしていきましょう。
ハマチとカンパチは養殖が多い
結論をいうと、スーパーや回転寿司に出回っているハマチとカンパチは、養殖物がほとんどです。理由は回遊魚であるということ。日々泳いでいる場所が変わるので安定して獲ることができません。
そして何故ブリとハマチは同じ魚なのに、ハマチの養殖が特に多いのかというと「サイズ」が原因です。元から安定的に捕れない魚なのに30cm〜60cmくらいのものという条件がつくと、さらに捕獲量は下がるから。カンパチについては、元々ブリやハマチより捕獲量が少ない魚なため、スーパーや回転寿司で供給するには養殖が必須です。
ブリは旬を迎えるとスーパーなどで手軽に天然物を購入できますが、ハマチやカンパチの天然物はめったに出回りません。普段見かけるハマチとカンパチは、養殖物が圧倒的に多いと言えるでしょう。
違いを知ってより美味しく食べよう!
ブリ・ハマチ・カンパチはよく似ていると言われる魚ですが、それぞれ脂の乗り具合や食感などは違います。また、天然物と養殖物でもそれぞれ違った美味しさを楽しめる魚です。
天然物は旬の時期に魚屋さんや魚市場などで探してみるのもいいでしょう。気になる方は実際に食べ比べてみるのがおすすめ!違いを知ったうえで調理すると、より美味しく食べられますよ。