体の仕組み・器官理科生物

なぜチョウの翅には粉がついてるの?鱗粉の役割や構造・オスとメスの違いなどについて食品メーカー研究員がわかりやすく解説

役割4:交尾を促す

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4つ目は交尾を促すということです。粉が交尾を促しているなんて、なんだか想像つかないですよね。

鱗粉が交尾を促す方法は2つあります。1つはオスとメスで異なる見た目にすることで、お互いに認識しやすくすること。もう1つは鱗粉の一種である発香鱗(はっこうりん)からフェロモンを放出することです。この2つについては次の章で詳しく説明します!

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オスとメスの鱗粉の違い

前章で述べた通り、鱗粉の特徴がオスとメスで異なる場合があるんです。そのためにお互いを認識したり、アピールしたりすることに繋がって交尾を促しているんですね。

それではいったいどのような違いがあるのか、構造面や機能面から細かく見ていきましょう!

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モンシロチョウは実はオスとメスで色が違う

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白地に黒い斑点のあるモンシロチョウ。実はオスとメスで全く色が違うのをご存じですか?

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知らなかったぜ!だけど全く色が違うってことは、片方は今までモンシロチョウだって気づいていなかったのだろうか?

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いいえ、違うと思います。日光の下で見るとどちらも白地に黒い斑点に見えるんです。

オスとメスで色の違いがわかるのは紫外線を当てたときなんですよ。紫外線をあてるとメスは白くみえて、オスは黒く見えます。これは鱗粉に含まれているプリテンという色素の構造がオスとメスで異なるためなんです。メスのプリテンは紫外線を白色の蛍光に変えて放出する構造をしており、逆にオスは濃褐色の光にかえて放出する構造をしています。

チョウは紫外線が見えるので色で互いの区別がついているというわけですね。

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フェロモンを出す発香鱗

次は発香鱗についての説明です。発香燐というのは鱗粉の一種で、袋のような構造を持っています。この袋の中には香り物質であるフェロモンが入っているんですよ。

多くの種類はオスが発香鱗を持ち、香りをメスに嗅がせることで自分がオスであることを認識させるんです。そうして交尾を促すことにつながるんですね。ちなみに発香鱗は翅全体に散らばっていて、通常の鱗粉と見分けがつかない場合と、密集して性標紋という模様を作っている場合があります。

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hanaiguti30