体の仕組み・器官理科生物

なぜチョウの翅には粉がついてるの?鱗粉の役割や構造・オスとメスの違いなどについて食品メーカー研究員がわかりやすく解説

役割1:翅の模様をつくる

image by iStockphoto

蝶といえば、種類によって翅の色や模様に様々なバリエーションがあることで人気ですよね。実は翅の色や模様は、色のついた鱗粉が翅についているためなんです

翅自体に色がついていることは珍しく、だいたい半透明かうす茶色なんですよ。一つの鱗粉の色は一色なのですが、様々な色の鱗粉同士が集まることによって、コンピューターグラフィックやモザイクアートのようにカラフルな模様を作っているのです。

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蝶の翅の模様は鱗粉によってできていたのか。ちなみに、どうして蝶の翅はカラフルだったり模様があったりするんだ?

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それは、多くが外敵から身を守るためなんですよ。

カラフルな色は「毒がありますよ!」という警戒色としての役割を持っています。また、ヒメアカタテハという世界中ほぼ全域でよく知られているグループに属する蝶の翅には大きな丸い模様がついているんですが、これは生き物の目玉に見立てることで外敵からの攻撃をそらすことができるんです。あとは周囲の環境に擬態することで外敵に見つからないようにしている場合もありますね。

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役割2:飛ぶために必要

鱗粉は蝶が飛ぶためにも欠かせないものなんですよ。空を飛ぶことに寄与している仕組みは大きく分けて、凸凹の構造によって空気抵抗を抑える水をはじく、の2つです。

ある研究で蝶の鱗粉をすべて取り除いてみる、という実験を行いました。すると驚くことに、蝶は鱗粉を失っただけで飛べなくなってしまったんです。鱗粉がチョウの飛行にこんなにも影響を与えていたなんて驚きですよね。

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役割3:体温調節を行う

3つ目の役割は体温調節です。蝶は翅だけでなく腹部や足など全身に鱗粉をまとっています。これは体温の調整に必要だからなんですよ。

蝶が翅を広げているところを見かけることがありませんか?これは太陽の熱を吸収することで体を温めているんです。いわゆる日向ぼっこですね。黒っぽい色の鱗粉は熱をよく吸収するので、このようなときに早く効率的に温度を上げることができるんです。逆に、暑い場所では白っぽい色の鱗粉が過剰な体温の上昇を抑えるのに一役かっています。

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鱗粉は色がついていることによって、こんなにも様々な役割をはたしているんだな。

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hanaiguti30