この記事では「心を開く」について解説する。

端的に言えば心を開くの意味は「本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。親しい気持ちになる。うちとける。」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

放送局の制作現場の最前線で10年の経験を積んだsinpeito88を呼んです。一緒に「心を開く」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/sinpeito88

放送局の現場で10年間、ニュース原稿などを日々執筆。より正確な情報を届けられるよう言葉の探求を続けている。

「心を開く」の意味や使い方まとめ

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それでは早速「心を開く」の意味や使い方を見ていきましょう。ちなみに、この言葉の読みは「こころをひらく」です。

「心を開く」の意味は?

「心を開く」には、次のような意味があります。

1.本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。

2.親しい気持ちになる。うちとける。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「心を開く」

まず、「心を開く」には「本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。」という意味があります。本来、人間は自分が本当に思っている事や、心の奥底に閉じ込めている思いなどをそう簡単に明かすことはありません。だからこそ、そうした行動をする相手は慎重に選ばれた人だと考えられます。多くの場合は閉ざされているものが開示されることが「心を開く」という言葉が指し示すところなのです。

また、「親しい気持ちになる。うちとける。」という意味も「心を開く」にはあります。これは、本心を明らかにしたり、心の奥底をうちあけるような行為をし合うことを通じて、その人と親密さが増し、これまで以上に打ち解けた関係性になるという意味です。

「心を開く」の使い方・例文

「心を開く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

\次のページで「「心を開く」の類義語は?違いは?」を解説!/

1.友人は私の言葉に耳を傾け、心を開くのを待ち続けてくれた。

2.先生が親身になって相談に乗ってくれたので、自然と心を開くことができた。

まず、1の例文では、友人が私が話すことをじっくりと聞くことで、素直な思いを表現できるまで待ち続けてくれたことを表しています。他人に自分の本心をさらけ出すことは容易なことではありません。上手く自分の心理状態を表現できるか、本当にいうべきことか自信がなかったりすることもあります。そうした時に、周囲の人間がほどよい距離を保って、そばにいてくれることは「心を開く」ために大切な要素になるのです。

また、2の例文では、先生が献身的にサポートする姿勢を見せてくれたことで、親しみを持つことができ、うちとけることができたことを表しています。会話などコミュニケーションをしっかりととることで、生徒の信頼を得て、悩みを解決するために必要な方法やヒントを与えられる機会を作れたと言ってもいいでしょう。

「心を開く」の類義語は?違いは?

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「本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。親しい気持ちになる。うちとける。」という意味を持つ「心を開く」という言葉。その類義語としては「胸襟を開く」「腹を割る」「懐を開く」「裃を脱ぐ」「膝をつきあわせる」などが挙げられます。それぞれ、本心を明かしたり、打ち解けたりすることを指して使われる言葉たちですが、ニュアンスや使い方には違いがありますので、ひとつずつ確認をしていきましょう。

その1「胸襟を開く」

「胸襟を開く」とは「思っていることをすっかり打ち明ける。」という意味の言葉です。「胸襟」とは、「胸」と「襟」のことで、本来であればきちんと閉じているはずのものとなります。昔は、人間が物事を考えるのは頭ではなく胸であると考えられていました。そのため、胸や襟を開くということは、本心を包み隠すことなく打ち明けることとつながっていたのです。

会社の代表者が胸襟を開いて話し合い、合併に向けた動きがまとまった。

\次のページで「その2「腹を割る」」を解説!/

その2「腹を割る」

「腹を割る」は「本心を打ち明ける。隠さずに心の中をさらけ出す。」という意味の言葉です。心の中で悪いことを企んでいるさまを「腹黒い」と表現したり、怒りを収めて我慢することを「腹に据える」と言うように、「腹」には、人間が思っていること、明かさざる本音が詰まっているものと考えられてきました。

その腹を割ることで中にあるものを出すことが「腹を割る」という言葉です。良い事も悪いことも隠すことなくすべてをさらけ出すという意味が込められています。

深夜、タレントの部屋を訪ねたディレクターは「今日は、腹を割って話そう」と言いタレントを困惑させた。

その3「懐を開く」

「胸の内の考えを明かす」という意味を持つ「懐を開く」という言葉。衣服を着たときの胸の内側の部分が「懐」です。よって、そこを開くということは、「胸襟を開く」と同様に、心の内を明かすという意味に繋がります。

懐を開いて話ができる存在がいることは、心身の健康を良好に保つ秘訣である。

その4「裃を脱ぐ」

「裃を脱ぐ」とは「堅苦しい態度を捨てて打ち解ける。」という意味の言葉です。裃とは和服における男性の正装の一種。肩衣という上半身に着る袖の無い上衣と、袴の組合せで、それらを小袖の上から着るものです。江戸時代には、武士の平服または礼服とされ、百姓や町人も正装として着用することがありました。

そうした服を脱ぎ捨てるということは、すなわち堅苦しいものは抜きにして本音を語らうという意味につながったと考えられます。

今日だけは、裃を脱いで大いに語らった。

\次のページで「「心を開く」の対義語は?」を解説!/

「心を開く」の対義語は?

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「本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。親しい気持ちになる。うちとける。」という意味を持っている「心を開く」という言葉。この対義語となる言葉は「本心を明らかにしない。よそよそしい気持ちになる。」といった意味合いの言葉となります。よって、対義語として挙げられるのは「心を閉ざす」という言葉です。

「心を閉ざす」

「人との関わりを立ち、親しくなろうとしないこと」という意味の「心を閉ざす」という言葉。相手に対して、自分が思っている事や考えを伝えることをせず、自分の殻に閉じこもってしまうような状態のことを指して使われます。

上司の心無い一言がトラウマとなり、部下は周囲にも心を閉ざすようになってしまった。

「心を開く」を使いこなそう

この記事では「心を開く」の意味・使い方・類語などを説明しました。「本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。親しい気持ちになる。うちとける。」という意味を持つこの言葉。類義語も多く、胸や腹といった人間のさまざまな器官、あるいは襟や裃といった衣服に関する単語が出てきました。いずれにしても、そう簡単なことではなく、相手を選ぶのが「心を開く」という行為です。時間をかけて紡がれた人間関係の醍醐味といえる行為かもしれませんね。

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国語言葉の意味

「心を開く」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

この記事では「心を開く」について解説する。

端的に言えば心を開くの意味は「本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。親しい気持ちになる。うちとける。」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

放送局の制作現場の最前線で10年の経験を積んだsinpeito88を呼んです。一緒に「心を開く」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/sinpeito88

放送局の現場で10年間、ニュース原稿などを日々執筆。より正確な情報を届けられるよう言葉の探求を続けている。

「心を開く」の意味や使い方まとめ

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それでは早速「心を開く」の意味や使い方を見ていきましょう。ちなみに、この言葉の読みは「こころをひらく」です。

「心を開く」の意味は?

「心を開く」には、次のような意味があります。

1.本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。

2.親しい気持ちになる。うちとける。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「心を開く」

まず、「心を開く」には「本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。」という意味があります。本来、人間は自分が本当に思っている事や、心の奥底に閉じ込めている思いなどをそう簡単に明かすことはありません。だからこそ、そうした行動をする相手は慎重に選ばれた人だと考えられます。多くの場合は閉ざされているものが開示されることが「心を開く」という言葉が指し示すところなのです。

また、「親しい気持ちになる。うちとける。」という意味も「心を開く」にはあります。これは、本心を明らかにしたり、心の奥底をうちあけるような行為をし合うことを通じて、その人と親密さが増し、これまで以上に打ち解けた関係性になるという意味です。

「心を開く」の使い方・例文

「心を開く」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

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