その他地域のお好み焼き
・東北地方:「どんどん焼き」
・東海地方:「しぐれ焼き」
・沖縄:「ヒラヤーチー(平焼き)」 etc…
モダン焼きと広島焼きの違いは焼き方にあり!
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ではここから本題に入っていきまずが、早速結論を申しますとモダン焼きと広島焼きの違いは焼き方にあります。以下よりその違いを確認していきましょう。
1.モダン焼き:生地と具材を混ぜ込んだのち麺を挟んで焼く
まずモダン焼きについてです。モダン焼きは生地と具材を混ぜ込んだ物に麺を挟んで焼いた物で、わかりやすく言えば上記で解説した関西風お好み焼きの麺ありバージョンになります。具材を混ぜ込んだ生地をまず7割ほど焼き、その上に麺をのせ残り3割の生地を上からかぶせて挟み焼きにするのが一般的な作り方です。
2.広島焼き:生地、具材、麺を別で調理し最後に重ね焼きする
対して広島焼きは上記で解説した広島風お好み焼きのこと。その特徴は、生地、具材、麺を別々で調理して最後に重ね焼きをする点になります。またスタンダードな広島焼きで使用されるお肉は一般的に豚バラ肉が多いですが、ミンチ肉を使用した「府中焼き」と呼ばれるものや鶏モツを使用した「三原焼き」というのもあるそうです。
モダン焼きの名前の由来とは?
モダン焼きの発祥で元祖モダン焼きは、大阪のお好み焼の有名チェーン店「ぼてぢゅう」にであり、食いしん坊店主によって考案されました。当時お店で売られていたお好み焼きと焼きそばを店主が合体させて提供したのが始まりとされており、その見た目が「もりだくさん」に見えたことから「盛り沢山なお好み焼き→モダン焼き」と名付けられたそうです。
お好み焼き誕生秘話:ルーツは「一銭洋食」
お好み焼きが誕生したのは大正時代のこと。当時駄菓子屋で売られていた「一銭洋食」がそのルーツとされています。一銭洋食とは、水で溶いた小麦粉を薄く伸ばして焼き、その上にネギや粉がつおなどの簡単な具をのせ、それを半分に折ってソースをかけたもので、「子どものおやつ」としても食べられていた食べ物だったそうです。そんな一銭洋食をヒントに現在では関西風お好み焼きや広島焼き、モダン焼きなど様々なお好み焼き存在します。
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