

2つともアウトドアや旅行、普段使いで使うバッグというイメージだよな。実は呼び方が違うだけで2つは同じものを指すみたいだ。なぜ呼び方が違うかは理由があるみたいだぞ。他にもデイパックやナップサックというのもあってややこしいな。
今回はアウトドアに欠かせないアイテムの違いを、語源から確認しつつ、ハンドメイド作家の平いずみと一緒に解説していくぞ。
- バックパックもリュックも実は同じもの
- バックパックとリュックの語源について
- 「backpack(バックパック)」は英語
- 「rucksuck (リュック)」はドイツ語
- バックパックとリュックの元々の定義とは?
- バックパックはアルミ製の枠にコットンの袋が付いたバッグ
- リュックは軍用に使われていたバッグ
- 日本におけるそれぞれのイメージって?
- バックパックは登山や長期旅行などに使う大型のバッグ
- リュックは短期の旅行や日常使いの小型のバッグ
- 2つの仲間のデイパックやナップサックって?
- デイパックは1日分の荷物が入るバッグ
- ナップサックは肩紐がついた簡易的なバッグ
- バックパックもリュックも呼び方が違うだけだった!
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/平 いずみ
刺しゅう作家兼ライター。ハンドメイド歴は17年。自分でリュックやナップサックも手作りしたことがある。今回はその経験を生かして執筆する。
バックパックもリュックも実は同じもの

image by iStockphoto
誰もが一度は遠足や林間学校などの旅行で使ったことがある「バックパック」や「リュック」。この2つは呼び方は違えど、実は同じものということをご存じでしょうか。両方とも「背中に背負う袋」という意味になります。見た目はもちろん機能も大して変わりがないため、納得する方も多いことでしょう。
それではなぜ、同じものなのに呼び方が違うのでしょうか。今から解説していきます。
バックパックとリュックの語源について
バックパックもリュックも海外から日本に入ってきた言葉になります。そのため、呼び方が複数存在するのです。では、それぞれどこの国の言葉なのでしょうか。見ていきましょう。
「backpack(バックパック)」は英語
バックパックは英語の「back(背中)」+「pack(袋)」が合わさって背負い袋という意味があります。1910年頃アメリカで生まれた言葉になり、それ以前は、「ナップサック」や「サックパック」、単に「パック」と呼ばれていたとのことです。
「rucksuck (リュック)」はドイツ語
リュックサックはドイツ語で”背中袋”を表す意味になります。また、ドイツ語の発音では「ルックザック」となりますが、日本語で「リュック」と発音するのは、英語読みしたからだそう。ちなみに、「リュック」は単にリュックサックを略したものになります。
バックパックとリュックの元々の定義とは?
バックパックとリュックは今でこそ同じ意味になりますが、元々の定義とはどのようなものであったのしょうか。解説します。
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