言葉雑学

5分で分かる慣用句とことわざの違い!特徴や具体例から故事成語・四字熟語との違いまで日本語大好きライターがわかりやすく解説!

この記事では慣用句とことわざの違いについてみていきます。自分の言いたいことがうまく言葉にできなかったり、良い例えが思い付かなかったりして、もどかしかった経験はないか?慣用句やことわざを知っていると、そんなときの手助けや突破口になるよな。今回はそんな日本語の表現に欠かせない2つの違いや特徴を、定義から確認しつつ、語学が大好きなライターおとのと一緒に解説していきます。

ライター/おとの

日本語の面白さや多様性について学ぶのが大好きな雑学オタク。日本語の表現についての知識本を見つけるとつい手にとってしまう。今回は英語のユニークなイディオムついても調べてみた。

慣用句とことわざはココが違う!

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慣用句とことわざは日本語をより豊かにしてくれる便利な表現ですよね。うまく会話に織り交ぜると、内容が格段に伝わりやすくなります。しかしこれらを明確に区別するのは難しいことです。それぞれ厳密な定義はなく、慣用句ともことわざとも言える表現も多数あります。そこで、この項では世間一般に広まっている認識についてまとめました。慣用句とことわざの巷説にはどのような違いがあるのか確認していきましょう。

慣用句:習慣的に使われてきた言い回し

慣用句は複数の単語を組み合わせて、本来の意味とは別の新しい意味を持たせた言い回しです。習慣として使われている言葉なので、自分でも意識しないまま使っているかも知れません。例えば「たくさん歩いたから足が棒になった」や「校長は同じ話ばかり繰り返すから耳にタコができるよ」など、日常会話のなかで不意に出てくることも多いでしょう。

慣用句は状況や度合いを表現するのにも役に立ちます。単純に「恥ずかしかった」と言うよりも「顔から火が出るかと思った」と言った方が、羞恥が強調されて伝わりますね。同じように「彼はまだ未熟だ」より「彼はまだくちばしが黄色い」と聞いた方が、ヒヨコのように頼りなく成長途中な青年のイメージが付くのではないでしょうか。慣用句を適切に使用することで、内容に具体性を持たせることができるのです。

ことわざ:教訓や戒めを説いた短い文章

ことわざには古来から受け継がれた教訓や戒めが込められています。いつ、誰が作ったというものではなく、長い歴史のなかで人々の意識に根付いた、上手く生きるためのコツや知恵と言えるでしょう。漫才などで思わず共感して頷いてしまうようなネタを「あるあるネタ」と呼びますよね。それと同じように、ことわざと自身の体験を重ねてみると、納得できるものは意外とたくさんありますよ。

ちなみに懐かしの人気番組『トリビアの泉』では雑学を紹介していましたが、番組内のコーナーで「80歳以上のお年寄りが嘘だと思うことわざ」を調査したことがありました。結果は1位が「果報は寝て待て」とのこと。幸運は自分の力ではどうしようもないので天に任せて気長に待つのが良いとの意味ですが、待ってるだけではどうしようもない場合もありますよね。筆者としては「金は天下の回りもの」が嘘だと思っています。

慣用句とことわざの特徴

この項では慣用句とことわざの特徴について解説します。先に述べたように、この2つにはハッキリとした区別はありません。しかし色々な慣用句とことわざを調べていくと、それぞれが会話のなかで使われる際の共通点や特徴が見えてきました。以下で確認していきましょう。

\次のページで「慣用句の特徴:前後の文脈を引き立てる」を解説!/

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