
生チョコとトリュフの違いを明確に分かるか?言えるヤツはきっと少ないでしょう。今日勉強することで、自分がチョコを買いたい時に生チョコとトリュフ、どちらが欲しいのかを理解できるようになるはずです。
今回は各国から様々なデザートの輸入を手掛ける現役商社マンMIYABIと一緒に解説していきます。
- 生チョコとトリュフの違いは2点!「コーティング」と「形」
- 違い1:コーティングされるているかどうか
- 違い2:形が「四角か丸か」
- 紛らわしいのはどちらも「ガナッシュ」がベースだから
- 生チョコの特徴と作り方
- 生チョコは石畳をイメージしたお菓子
- 生チョコの始まりはジュネーブ
- 「発祥は日本」と言われるワケは?
- 材料と作り方はシンプル
- トリュフの特徴と作り方
- トリュフは高級キノコに似せたフランス発祥のお菓子
- コーティングはチョコだけじゃない!その作り方と材料
- 作る?買う?作ってみるなら生チョコ、買うならトリュフがおススメ!
- 理由1:初心者にも生チョコ作りはハードル低め
- 理由2:トリュフは硬すぎる事象多発!
- 理由3:バリエーション豊富なトリュフは一粒ごとに味を楽しめるから
- 「作ることを楽しみたい」のか「味を楽しみたい」のかを決めよう!
この記事の目次

ライター/MIYABI
某大手商社の食品部門に勤務する現役営業ウーマン。主にヨーロッパの食材の営業・マーケティングに携わる。デザート・お菓子類はこれまで最も担当年月が長いカテゴリー。商品選定と品質チェックのため毎日のようにデザートを食べている。
生チョコとトリュフの違いは2点!「コーティング」と「形」

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生チョコとトリュフの違い、それは分かるようで分からないもののひとつですよね。やわらかくなめらかな口どけは同じですが、その違いを分けるのは「コーティングの有無」と「形」です。その違いを詳しく説明していきましょう。
違い1:コーティングされるているかどうか
生チョコとトリュフ、その基本となる違いの一つが「周囲がコーティングされているかどうか」という点です。生チョコは、その具材となるチョコレートを冷やし固めただけのものであるに対し、トリュフは生チョコにさらにチョコレートを流しかけたもの。つまり、同じ中身にさらに一層加え、二層仕立てにしたものがトリュフ。よってトリュフは、コーティングによって異なる食感と味わいが楽しめるようにできているのです。
違い2:形が「四角か丸か」
生チョコとトリュフの違いでもう一点挙げられるのがその形状でしょう。生チョコは四角、トリュフは丸い球体をしたものです。とはいえ、近年では生チョコで丸い形のものも見かけることもあります。ですが、トリュフでスクエア型をしたものは見られません。よって、基本的には「生チョコは四角、トリュフは丸い」という理解でいいでしょう。
紛らわしいのはどちらも「ガナッシュ」がベースだから
なぜ生チョコとトリュフの違いが分かりづらいのでしょうか。それは、生チョコもトリュフも共に「ガナッシュ」をベースの材料としているからです。ガナッシュとは、チョコレートを溶かし、そこに生クリームを加えたもの。生チョコとはこのガナッシュを冷やして固めたもので、トリュフはこのガナッシュの外側に、もう一層チョコレートをコーティングして作ったものを指します。よって、食感の似ている生チョコとトリュフが紛らわしいと感じるのです。
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