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暗喩と隠喩の違いって?意味や例文、対義語やその他の比喩技法について雑学大好きライターがわかりやすく解説!

その他の比喩技法

隠喩(暗喩)、明喩(直喩)以外の比喩表現として換喩、提喩について見ていきましょう。

読み方は、それぞれ「かんゆ」と「ていゆ」です。

語句の意味を拡張する換喩

英語ではメトニミー(metonymy)。例えば、「やかんが沸騰した」という表現が換喩。中にある「水」の代わりに近くにある「やかん」で表現しているんですね。このように、近くにあるものを用いた比喩表現のことを換喩といいます。

上位の概念を下位の概念で言い換える提喩

英語ではシネクドキ(synecdoche)。例えば、「ごはん食べにいこう」という表現が提喩。ここでいう「ごはん」とは「白米」を指すのではなく、「食事」を指します。「食事」という上位の概念を「ごはん」という下位の概念で言い換えているんですね。このように包括関係にある概念で言い換えたものを提喩といいます。

上位の概念で下位の概念を言い換える場合もあり、「お花見」などがその代表。「花」という上位の概念は、すなわち会の概念の「桜」の言い換えです。

暗喩と隠喩はどちらも同じで、明喩と直喩も同様

暗喩と隠喩は明喩と直喩は同じもので、言い換えに過ぎません。どちらも文学作品で頻繁に用いられる修辞法です。「~のような」とセットで用いられない暗喩(隠喩)は読み手(聞き手)の読解能力、理解力が試されます。文章の一部ではなく全体の理解が大切だからです。そういった部分が文学作品を読み解く際の魅力要素の一つではないでしょうか。また、あなたが発信する側であった場合、暗喩(隠喩)を組み込むことで、奥行きのある表現が可能になるでしょう。

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