今回は「ヨーグルト チーズ」の違いについて解説していきます。乳製品の代表例とも言える両者ですがみんなはその違いを知っているか?ともに生乳を原料とする食品ですが、実はその違いは製造工程にあるんです。この記事ではそんなヨーグルトとチーズの違いをはじめ、よく混同されるバターとの違いについてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

ヨーグルトとチーズの違いは製造方法にあり!

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朝食でよく食べられることも多いヨーグルトとチーズですが、皆さんは両者の違いを把握していますでしょうか。ともに牛乳を原料とする点では共通していますが、その違いは製造方法・作り方にあります。以下でその違いを詳しく見ていきましょう。

違いその1:酵素を使用するかしないか

まずヨーグルトとチーズの大きな違い1つとしては、酵素を使用するかしないかが挙げられます。ここでいう酵素というのは、「レンネット」と呼ばれるもので、タンパク質を分解する酵素として古くからチーズの製法で使われる酵素です。対して、ヨーグルトは乳酸菌による発酵を利用して製造されます。

違いその2:水きりをするかしないか

ヨーグルトとチーズの2つ目の違いは、水きりをするかしないかです。ヨーグルトは乳を固めるだけで水きりは行われませんが、チーズは水きりが行われます。以降でも解説しますが、水きりが行われ水分をあまり含まない故にチーズは栄養素が濃縮されていてものすごく栄養価が高いです。

ヨーグルトとチーズの違いは実は曖昧な部分も多い

以上2つの違いを解説してきましたが、ヨーグルトやチーズはその種類が多いことからその違いは実は曖昧な部分も多いです。というのも、チーズの中には乳酸菌を使用して発酵させたチーズや水きりをしないチーズなど様々存在します。なので上記2つの違いは参考程度で把握しておきましょう。

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ヨーグルトとチーズの栄養価の違い

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上記では製造方法・作り方の観点からヨーグルトとチーズの違いを解説してきましたが、両者には栄養価という面でも違いがあります。以下その違いを詳しく見ていきましょう。

1.ヨーグルト:乳酸菌を豊富に含む

まずヨーグルトについてですが、その特徴は乳酸菌を多く含む点です。そんな乳酸菌は善玉菌と呼ばれる菌で人間のからだにとって良い働きをしてくれる菌になります。それ故、便秘解消など腸内環境を整えてくれるのでおすすめの食べ物です。

2.チーズ:高カロリーだが栄養満点!

チーズについてはヨーグルトと比較すると高カロリーな部分はありますが、栄養価がものすごく高いのが大きな特徴になります。というのも、チーズは水きりを行うことで栄養成分が濃縮されているからです。特にカルシウムの量は、牛乳と比較して約6倍も含有しています。

ヨーグルトとチーズの歴史

ここまで製造工程や栄養価の面からヨーグルトとチーズの違いについて解説してきましたが、ここからは両者の起源・歴史について確認していきましょう。

1.ヨーグルトの歴史:日本で最初のヨーグルトは「凝乳」

ヨーグルトの起源は諸説挙げられますが、紀元前数千年前、人間が牧畜をはじめた頃から作られていたそうです。そんなヨーグルトですが、日本においての起源は明治時代に牛乳が販売され始めた頃にさかのぼります。この頃に売れ残った牛乳を処理するためその牛乳を発酵させた「凝乳」が売り出されるように。これが日本で作られた最初のヨーグルトと言われています。

2.チーズの歴史:メソポタミア地域で生まれた!

人類が乳製品を食べるようになったのは、家畜をするようになった頃である紀元前6000年頃。チーズはそれからおおよそ2000年たった頃にメソポタミア地域(チグリス川、ユーフラテス川流域)で生まれたそうです。その後、日本を含め東西へと広がっていきました。日本において乳製品が伝わってきたのは今から1400年ほど昔で、チーズの消費が急激に伸びたのは、食生活の洋風化や生活水準が向上した1950年後半からだそうです。

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似たような言葉「バター」との違いは?

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ヨーグルトとチーズに加えよく混同されるのが「バター」。これら三者はすべて牛乳が原料だが全てその作り方が異なります。端的に言うとバターは、牛乳から脂肪分のみを取り出して製造されるものでタンパク質などはほとんど含んでいません。そのため、バターはチーズよりも高カロリーな食べ物になります。

乳製品を食べて健康的な生活を!

この記事ではヨーグルトとチーズの違いについて解説してきました。おさらいすると、両者の違いは製造工程をはじめ栄養価の面でも違いがありました。ともに生乳を原料とする乳製品であるることから私たちに体にとって必須の食品とも言えます。近年の研究では、免疫力の向上や血圧改善など乳製品の効果も明らかとなっているので、ぜひこの機会に乳製品を意識的に取り入れ健康的な生活をお送りくださいね。

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3分でわかるヨーグルトとチーズの違い!バターとの違いは?その作り方の違いや歴史についてを雑学大好き現役大学生がわかりやすく解説

今回は「ヨーグルト チーズ」の違いについて解説していきます。乳製品の代表例とも言える両者ですがみんなはその違いを知っているか?ともに生乳を原料とする食品ですが、実はその違いは製造工程にあるんです。この記事ではそんなヨーグルトとチーズの違いをはじめ、よく混同されるバターとの違いについてを雑学大好き現役大学生ライターmmQnと一緒に解説していきます。

ライター/mmQn

雑学大好きの現役大学生mmQn。普段から料理をするのが大好きで、食に関する雑学は得意分野。料理経験も活かしわかりやすく解説する。

ヨーグルトとチーズの違いは製造方法にあり!

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朝食でよく食べられることも多いヨーグルトとチーズですが、皆さんは両者の違いを把握していますでしょうか。ともに牛乳を原料とする点では共通していますが、その違いは製造方法・作り方にあります。以下でその違いを詳しく見ていきましょう。

違いその1:酵素を使用するかしないか

まずヨーグルトとチーズの大きな違い1つとしては、酵素を使用するかしないかが挙げられます。ここでいう酵素というのは、「レンネット」と呼ばれるもので、タンパク質を分解する酵素として古くからチーズの製法で使われる酵素です。対して、ヨーグルトは乳酸菌による発酵を利用して製造されます。

違いその2:水きりをするかしないか

ヨーグルトとチーズの2つ目の違いは、水きりをするかしないかです。ヨーグルトは乳を固めるだけで水きりは行われませんが、チーズは水きりが行われます。以降でも解説しますが、水きりが行われ水分をあまり含まない故にチーズは栄養素が濃縮されていてものすごく栄養価が高いです。

ヨーグルトとチーズの違いは実は曖昧な部分も多い

以上2つの違いを解説してきましたが、ヨーグルトやチーズはその種類が多いことからその違いは実は曖昧な部分も多いです。というのも、チーズの中には乳酸菌を使用して発酵させたチーズや水きりをしないチーズなど様々存在します。なので上記2つの違いは参考程度で把握しておきましょう。

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