端的に言えば鼻っ柱が強いの意味は「勝ち気」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「鼻っ柱が強い」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター／ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「鼻っ柱が強い」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「鼻っ柱が強い」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「鼻っ柱が強い」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。
「鼻っ柱が強い（はなっぱしらがつよい）」の意味は？
「鼻っ柱が強い」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1．勝ち気で人の言いなりにならない。自信家で気が強い。鼻っぱしが強い。「—・く上役にも平然と文句を言う」
出典：デジタル大辞泉（小学館）「鼻っ柱が強い」
「鼻っ柱が強い」は、勝ち気・自信家で我の強い様子を表す言葉です。自分よりも立場が上の人物に対しても気にせず文句を言ったり、自己主張が激しい人物を称して言うことが多いですね。基本的にはそうした我の強い様子を非難したり、呆れたりする意味合いで使われることが多くなっています。
また「鼻っぱしが強い」と少し語調を変えて使われることもあるため、こちらも覚えておきましょう。書籍・新聞等の文章中のほか、口語においても時折使われることがあります。古い表現ですが現在でも使われているため、この機会にしっかりと意味を覚えておきましょう。
「鼻っ柱が強い」の語源は？
次に「鼻っ柱が強い」の語源を確認しておきましょう。「鼻っ柱が強い」における「鼻っ柱」は、鼻筋の骨が頑丈であるという意味から転じて、人と張り合い負けまいとする心意気を表す言葉です。「鼻っ柱が強い」はこうした心意気が強いことを表現している言葉となっています。
いつでも他人と張り合い、負けん気に溢れている。「鼻っ柱が強い」はこういった我の強さを見せる人を指して使われている言葉ですね。非難する意味合いで使われることが多い言葉ですが、必ずしもネガティブな意味合いで使われているわけではなく、時にはこうした態度を良く思って使われることもあります。
＼次のページで「「鼻っ柱が強い」の使い方・例文」を解説！／
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