
クレームブリュレは生クリームがベース
クレームブリュレの材料は、生クリーム・牛乳・卵黄・砂糖・バニラエッセンスなどの香料です。これらを混ぜ合わせたカスタードクリームを、ラメキンやココット皿と言われるオーブン調理可能な丸い耐熱容器に入れて、オーブンで湯煎焼きして固めます。
一旦冷やした後、表面に砂糖をふりかけてバーナーなどで焦げ目をつけながらキャラメリゼすれば完成です。生クリームを使用することがプリンとは異なる点でしょう。
プリンは牛乳がベース
プリンの材料は、牛乳・卵・砂糖・バニラエッセンスなどの香料です。これらを混ぜ合わせて卵液をつくり、先にプリンカップにカラメルソースを流し入れてから卵液を入れて、オーブンやフライパンにお湯を張り蒸して作ります。
卵が加熱することによって固まる性質を利用して固めますが、最近ではゼラチンを使って冷やし固めるレシピもありますので、食感の違いにも注目して試してみるのもいいですね。生クリームは使用せず牛乳がベースというところがクレームブリュレとは違う点でしょう。
クレームブリュレとプリンの味や食感の特徴は?

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材料の違いは生クリームを使用するかしないかや、卵黄のみか全卵かという事だとわかりましたね。材料の違いや作る工程もさまざまですが、味や食感の特徴も気になるところ。ここからは味や食感についても解説していきます。
クレームブリュレは表面がパリッとしていて濃厚
クレームブリュレはオーブンで湯煎焼きした後、冷蔵庫で冷やされてその器のまま食べるスイーツです。
まずは表面のパリッとしたキャラメリゼを割るのですが、このキャラメリゼの焦げや香ばしさとパリッとした食感が、クレームブリュレの醍醐味とも言えますよね。この部分が特に好きという方も多いことでしょう。私も焦げていればいるほどテンションの上がる大好きなポイントの一つです。
カスタードには生クリームと卵黄を使うため、甘味の凝縮されたコクのある濃厚な味わい。食感もカスタード部分はしっかりとした柔らかさで、ねっとりとしていますが口に入れるとなめらかでバニラの香りが広がります。
プリンはなめらかでほろ苦いソースがアクセント
プリンは牛乳がベースで全卵を使用するため、クレームブリュレに比べると濃厚さよりもあっさりとした甘さでまろやかな味わいが特徴。
ぷるんとしたなめらかな食感のものや、卵の量が多いしっかりとした固さのあるものまで好みによっても選べるのがプリンのいいところ。最近では生クリームを使った濃厚プリンなどもあり、種類も豊富になっています。
そこにカラメルソースの甘くて苦味のある味が、プリンの甘さに絶妙なバランスで調和していて、このカラメルソースもあとがけタイプやソースなしなものまでさまざまな種類を楽しめますよ。
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