この記事ではクレームブリュレとプリンの違いについてみていきます。2つとも洋菓子店からコンビニなど幅広いお店で見かけるスイーツで、手土産にも喜ばれる洋菓子というイメージがあるよな。違いはずばりカラメルの形状のようですが、材料や調理法・味の特徴など調べてみると他にもいろいろ違いがあるみたいです。
今回はデザートの王道ともいえるクレームブリュレとプリンの違いを、よく比較されるパンナコッタやカタラーナも合わせて確認しつつ、専業主婦歴10年のスイーツ好きライターささき葵と一緒に解説していきます。

ライター/ささき葵

スイーツが大好きな、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。

クレームブリュレとプリンは見た目が違う⁈

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ケーキ屋さんで並ぶケーキを選びながら、ついついこれもと食べたくなって選んでしまうクレームブリュレやプリン。甘くてなめらかな食感で、子供から大人まで大好きなスイーツですよね。

今ではスーパーやコンビニでも数多くの種類が並んでいて気軽に買えるスイーツでもありますが、クレームブリュレとプリンの明確な違いはご存知でしょうか?まず初めに言えることは、見た目が違いますよね。どのような違いがあるのか、詳しく解説していきます。

クレームブリュレは表面をキャラメリゼする

クレームブリュレとはフランス語では「焦がしたクリーム」という意味。カップなどに入ったカスタードの上に砂糖をのせてバーナーなどで焦がし、カラメル化して表面を固めるのが1番の特徴です。

このカラメル化のことをキャラメリゼとも言います。クレームブリュレはこのキャラメリゼがポイントと言っても過言ではなく、表面のカラメルの焦げた香ばしさやパリパリッとした食感が魅力の一つでしょう。

プリンはカラメルソースをかける

プリンとは英語のカスタードプディングからきていて、そこからカスタードプリンやプリンと呼ばれるようになったスイーツです。プリン型に固められたカスタードに、ほろ苦い液状のカラメルソースがかかっているのが特徴。

プリンはこのカラメルソースがポイントで、プリン型に先にカラメルソースを入れてからカスタードを入れて固めたものが多く、食べる際は型からお皿に移すため、上に残ったカラメルソースが全体にも広がりより美味しく見えますね。

クレームブリュレとプリンの材料や作り方は?

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クレームブリュレとプリンの見た目の違いをご紹介しましたが、カラメルの使い方に明確な違いがありましたね。カスタードを固める点では同じスイーツといえる2つですが、材料にも何か違いがあるのか気になりますよね?ここからは、材料の違いや作り方についてもみていきましょう。

\次のページで「クレームブリュレは生クリームがベース」を解説!/

クレームブリュレは生クリームがベース

クレームブリュレの材料は、生クリーム・牛乳・卵黄・砂糖・バニラエッセンスなどの香料です。これらを混ぜ合わせたカスタードクリームを、ラメキンやココット皿と言われるオーブン調理可能な丸い耐熱容器に入れて、オーブンで湯煎焼きして固めます。

一旦冷やした後、表面に砂糖をふりかけてバーナーなどで焦げ目をつけながらキャラメリゼすれば完成です。生クリームを使用することがプリンとは異なる点でしょう。

プリンは牛乳がベース

プリンの材料は、牛乳・卵・砂糖・バニラエッセンスなどの香料です。これらを混ぜ合わせて卵液をつくり、先にプリンカップにカラメルソースを流し入れてから卵液を入れて、オーブンやフライパンにお湯を張り蒸して作ります。

卵が加熱することによって固まる性質を利用して固めますが、最近ではゼラチンを使って冷やし固めるレシピもありますので、食感の違いにも注目して試してみるのもいいですね。生クリームは使用せず牛乳がベースというところがクレームブリュレとは違う点でしょう。

クレームブリュレとプリンの味や食感の特徴は?

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材料の違いは生クリームを使用するかしないかや、卵黄のみか全卵かという事だとわかりましたね。材料の違いや作る工程もさまざまですが、味や食感の特徴も気になるところ。ここからは味や食感についても解説していきます。

クレームブリュレは表面がパリッとしていて濃厚

クレームブリュレはオーブンで湯煎焼きした後、冷蔵庫で冷やされてその器のまま食べるスイーツです。

まずは表面のパリッとしたキャラメリゼを割るのですが、このキャラメリゼの焦げや香ばしさとパリッとした食感が、クレームブリュレの醍醐味とも言えますよね。この部分が特に好きという方も多いことでしょう。私も焦げていればいるほどテンションの上がる大好きなポイントの一つです。

カスタードには生クリームと卵黄を使うため、甘味の凝縮されたコクのある濃厚な味わい。食感もカスタード部分はしっかりとした柔らかさで、ねっとりとしていますが口に入れるとなめらかでバニラの香りが広がります。

プリンはなめらかでほろ苦いソースがアクセント

プリンは牛乳がベースで全卵を使用するため、クレームブリュレに比べると濃厚さよりもあっさりとした甘さでまろやかな味わいが特徴。

ぷるんとしたなめらかな食感のものや、卵の量が多いしっかりとした固さのあるものまで好みによっても選べるのがプリンのいいところ。最近では生クリームを使った濃厚プリンなどもあり、種類も豊富になっています。

そこにカラメルソースの甘くて苦味のある味が、プリンの甘さに絶妙なバランスで調和していて、このカラメルソースもあとがけタイプやソースなしなものまでさまざまな種類を楽しめますよ。

\次のページで「パンナコッタやカタラーナとの違いは?」を解説!/

パンナコッタやカタラーナとの違いは?

クレームブリュレやプリンは使う材料によって、濃厚さや味わいにの違いがありましたね。この2つと並んでよく比較されるのが、パンナコッタやカタラーナ。これらもよく耳にするスイーツですが、クレームブリュレやプリンとの違いについてもみていきましょう。

パンナコッタは卵は不使用で牛乳や生クリームベース

パンナコッタはイタリア語で「調理したクリーム」という意味の、イタリア発祥のスイーツ

牛乳や生クリームをベースに砂糖を加え、卵は使わずにゼラチンで冷やし固めるため、色も白いイメージでぷるんとした食感が特徴。付け合わせにフルーツやフルーツソースなどかトッピングされている事が多いですね。

カタラーナはクリームブリュレに似ているが小麦粉を使用

カタラーナとはスペインのカタルーニャ地方発祥のスイーツ。固めたカスタードの表面がキャラメリゼされていて、見た目はクレームブリュレと区別が難しいほど似ています

牛乳や生クリーム、砂糖や卵など、材料もクレームブリュレとほぼ同じですが、カタラーナには小麦粉が入っています。そしてカタラーナは型などに入れてオーブンで加熱し固めた後、冷蔵が冷凍したものを食べる直前に表面だけキャラメリゼするのです。粉を使っている分柔らかくもしっかりとした食感で、型から外してカットしていただくことが多いよう。

クレームブリュレとプリンの味や食感の違いを知って、気分に合わせてチョイスしよう!

クレームブリュレもプリンも甘味とほろ苦さの調和が良く、何度も食べたくなってしまうスイーツですよね。クレームブリュレにはパリッと香ばしいキャラメリゼ、プリンにはとろけるようななめらかさに絡まるほろ苦いカラメルソースと、どちらも甲乙つけ難い味わいがあります。その時の気分に合わせて好みの方を選んだり、気になるものを食べ比べてみるのも楽しいですね。

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3分で分かるクレームブリュレとプリンの違い!カラメルが違う?材料や味の特徴、パンナコッタやカタラーナとの違いなど専業主婦歴10年のスイーツ好きライターがわかりやすく解説

この記事ではクレームブリュレとプリンの違いについてみていきます。2つとも洋菓子店からコンビニなど幅広いお店で見かけるスイーツで、手土産にも喜ばれる洋菓子というイメージがあるよな。違いはずばりカラメルの形状のようですが、材料や調理法・味の特徴など調べてみると他にもいろいろ違いがあるみたいです。
今回はデザートの王道ともいえるクレームブリュレとプリンの違いを、よく比較されるパンナコッタやカタラーナも合わせて確認しつつ、専業主婦歴10年のスイーツ好きライターささき葵と一緒に解説していきます。

ライター/ささき葵

スイーツが大好きな、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。

クレームブリュレとプリンは見た目が違う⁈

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ケーキ屋さんで並ぶケーキを選びながら、ついついこれもと食べたくなって選んでしまうクレームブリュレやプリン。甘くてなめらかな食感で、子供から大人まで大好きなスイーツですよね。

今ではスーパーやコンビニでも数多くの種類が並んでいて気軽に買えるスイーツでもありますが、クレームブリュレとプリンの明確な違いはご存知でしょうか?まず初めに言えることは、見た目が違いますよね。どのような違いがあるのか、詳しく解説していきます。

クレームブリュレは表面をキャラメリゼする

クレームブリュレとはフランス語では「焦がしたクリーム」という意味。カップなどに入ったカスタードの上に砂糖をのせてバーナーなどで焦がし、カラメル化して表面を固めるのが1番の特徴です。

このカラメル化のことをキャラメリゼとも言います。クレームブリュレはこのキャラメリゼがポイントと言っても過言ではなく、表面のカラメルの焦げた香ばしさやパリパリッとした食感が魅力の一つでしょう。

プリンはカラメルソースをかける

プリンとは英語のカスタードプディングからきていて、そこからカスタードプリンやプリンと呼ばれるようになったスイーツです。プリン型に固められたカスタードに、ほろ苦い液状のカラメルソースがかかっているのが特徴。

プリンはこのカラメルソースがポイントで、プリン型に先にカラメルソースを入れてからカスタードを入れて固めたものが多く、食べる際は型からお皿に移すため、上に残ったカラメルソースが全体にも広がりより美味しく見えますね。

クレームブリュレとプリンの材料や作り方は?

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クレームブリュレとプリンの見た目の違いをご紹介しましたが、カラメルの使い方に明確な違いがありましたね。カスタードを固める点では同じスイーツといえる2つですが、材料にも何か違いがあるのか気になりますよね?ここからは、材料の違いや作り方についてもみていきましょう。

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