この記事ではアップルマンゴーとマンゴーの違いについてみていきます。どちらもオレンジ色の果肉がみずみずしい南国の果物のイメージがあるよな。違いはずばり果物の総称か品種の総称かのようですが、栄養素や品種による味の違いなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。今回はそんな南国感漂う濃厚な甘味が魅力的なアップルマンゴーとマンゴーの違いを、定義から確認しつつ、専業主婦歴10年の料理好きライターささき葵と一緒に解説していきます。

ライター/ささき葵

料理やお菓子作りが好きな、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。

アップルマンゴーとマンゴーは同じ?

image by iStockphoto

甘くてジューシーな、南国を思わせるフルーツといえばマンゴー。そのまま食べる他にもパフェやかき氷、ゼリーなどのスイーツにも使われるほど人気がある果物ですよね。アップルマンゴーと言うマンゴーもよく耳にしますが、普通のマンゴーとの違いはご存知ですか?なんとなく種類が違うのかな?と思うくらいで、普段マンゴーを何気なく食べていた方、そのマンゴーはアップルマンゴーかもしれません!

アップルマンゴーはマンゴーの品種の総称

アップルマンゴーとはマンゴーの中でも果皮が赤くなる品種の総称のことです。マンゴーが完熟になるにつれて果皮を赤くしていく見た目が、りんごのように見えることから名付けられたそう。

実は日本で食べられているマンゴーの9割以上がアップルマンゴーなんです。

マンゴーは果物の名称

マンゴーとはウルシ科マンゴー属の果物の名称です。マンゴーという果物の中の一種がアップルマンゴーと言うことなんですね。

原産地はインドのインドシナ半島の周辺と言われており、日本では沖縄県や宮崎県などで主に栽培されていることで有名。果皮は緑や黄色、紅色など品種によってさまざまですが、果肉はやまぶき色のようなオレンジ色をしています。

マンゴーの栄養素は?

マンゴーはビタミンCやビタミンAを豊富に含んでいます。マンゴーのオレンジ色がβカロテンの色で、同じオレンジ色の果実の柿の15倍もの含有量があるそう。完熟前はビタミンCが多く、完熟するほどビタミンAが増えていきます。ともに細胞の酸化を防いでくれ、肌の老化防止や美肌に導く栄養素がたっぷりで女性には嬉しい効果が期待できますよ。

カリウムも豊富で、むくみの改善や高血圧にも効果があります。マンゴーは消化酵素も含まれているので、胃腸の働きや消化を助けてくれる作用も。

一つ注意点として、マンゴーはウルシ科の果物ですので、果皮にはウルシオールという成分が含まれています。このウルシ成分が人によってはかぶれや痒みの原因になることがあるため、症状が出た時のために知っておくと良いでしょう。

\次のページで「マンゴーの品種や味の特徴は?」を解説!/

マンゴーの品種や味の特徴は?

image by iStockphoto

アップルマンゴーはマンゴーの品種の一つということがわかりましたが、品種によって味や見た目の特徴も変わるようです。主に日本で定番のアップルマンゴーと、もう一つ有名な品種のペリカンマンゴーがありますが、それら2つの違いをご紹介していきます。

アップルマンゴーはアーウィン種

日本で食べられているアップルマンゴーは、主にアーウィン種という品種です。りんご程度の大きさで卵のような楕円形をしており、果皮が赤いのが特徴。果肉は柔らかくジューシーな果汁がたっぷりで、糖度が14~18度と果物の中でもとても高く濃厚な甘味とほのかな酸味、マンゴー独特の甘い香りがします。

日本では高級品として有名な宮崎県のマンゴー「太陽のタマゴ」は、このアーウィン種です。

ペリカンマンゴーはカラバオ種

見た目が扁平でペリカンのくちばしのように見えることから名付けられたペリカンマンゴー正式にはカラバオ種という品種で、果皮は黄色をしておりイエローマンゴーと呼ばれることも。アップルマンゴーに比べて甘みや香りは控えめで、少し酸味も加わりあっさりとした味わいです。

日本では主にフィリピン産が輸入されていますが、大きなスーパーでないとなかなか見かける事は少ないですよね。

マンゴーの選び方や食べ頃は?

image by iStockphoto

マンゴーの有名な品種や味の違いについて見てきましたが、食べるなら完熟した甘みが濃厚なマンゴーを味わいたいですよね?ここからは美味しいマンゴーの選び方や、ちょうど良い食べ頃の見分け方などをみていきましょう。

果皮が赤くて弾力があり香りが漂うものを選ぶ

マンゴーは収穫後にも追熟していく果物なので、店頭では完熟前から完熟に近いものまでさまざまなものが並んでいます。中でも果皮全体が綺麗な赤い色をしており、少し弾力のあるものが完熟の証拠。見た目は赤くても弾力のない固いマンゴーはまだ完熟手前ですので、常温で数日置いて追熟させましょう。逆に、果皮は赤くなったけど一部が黄色のまま残っているという場合でも、触ってみて固さがなく、少し弾力を感じれば甘く完熟していますので美味しく食べられます。

また、完熟すると芳醇な香りが漂いますので、甘い香りのあるマンゴーを選びましょう

\次のページで「白い粉がなくなった頃が食べ頃」を解説!/

白い粉がなくなった頃が食べ頃

果物の果皮の表面にはブルームという白い粉がついていることがあります。ブルームが付いているということは新鮮な証拠なのですが、この時はまだ熟す手前なのです。ブルームが落ち着くと、少しツヤっぽさが出てきますのでその頃がちょうどいい食べ頃

また、マンゴーは完熟した後はだんだんと黒い斑点が出現し、この斑点が多くなるほど味が落ちていきます。斑点が出来だしたら早めに食べるようにすれば、完熟の美味しさを楽しめますよ。

マンゴーの上手な切り方は?

マンゴーは真ん中に種がありますのでそれを避けるように中心をよけ、できるだけ種ぎりぎりの両サイドを切ります。三枚おろしのようにカットしたら、両サイドの実を皮が切れないようにさいの目に切れ目を入れていき、皮の方から押し上げるとさいの目状になった果肉が出てきますので、スプーンやフォークですくって食べてみましょう。

よくみるマンゴーのカット方法ですが、簡単ですので是非挑戦してみてくださいね。

マンゴーの濃厚な甘みと南国の香りを堪能しよう!

アップルマンゴーはマンゴーの品種の一つということがわかりました。普段食べているマンゴーはほとんどが同じアップルマンゴーだったということにも驚きですが、果皮の色が追熟するにつれて赤く変わるため、黄色や赤いマンゴーを見かけることがあったんですね。国産は少々値段が高いのですが、スーパーなどで選ぶ際はぜひ美味しい見分け方を参考にしていただき、南国の香り漂うマンゴーを堪能してみてはいかがでしょうか。

" /> 3分で分かるアップルマンゴーとマンゴーの違い!品種や味の特徴、選び方や食べ頃など専業主婦歴10年の料理好きライターがわかりやすく解説 – Study-Z
雑学食べ物・飲み物

3分で分かるアップルマンゴーとマンゴーの違い!品種や味の特徴、選び方や食べ頃など専業主婦歴10年の料理好きライターがわかりやすく解説

この記事ではアップルマンゴーとマンゴーの違いについてみていきます。どちらもオレンジ色の果肉がみずみずしい南国の果物のイメージがあるよな。違いはずばり果物の総称か品種の総称かのようですが、栄養素や品種による味の違いなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。今回はそんな南国感漂う濃厚な甘味が魅力的なアップルマンゴーとマンゴーの違いを、定義から確認しつつ、専業主婦歴10年の料理好きライターささき葵と一緒に解説していきます。

ライター/ささき葵

料理やお菓子作りが好きな、子ども3人を育てる専業主婦。栄養の高さや身体によいという食品を、なんでも料理に取り入れている健康オタクでもある。

アップルマンゴーとマンゴーは同じ?

image by iStockphoto

甘くてジューシーな、南国を思わせるフルーツといえばマンゴー。そのまま食べる他にもパフェやかき氷、ゼリーなどのスイーツにも使われるほど人気がある果物ですよね。アップルマンゴーと言うマンゴーもよく耳にしますが、普通のマンゴーとの違いはご存知ですか?なんとなく種類が違うのかな?と思うくらいで、普段マンゴーを何気なく食べていた方、そのマンゴーはアップルマンゴーかもしれません!

アップルマンゴーはマンゴーの品種の総称

アップルマンゴーとはマンゴーの中でも果皮が赤くなる品種の総称のことです。マンゴーが完熟になるにつれて果皮を赤くしていく見た目が、りんごのように見えることから名付けられたそう。

実は日本で食べられているマンゴーの9割以上がアップルマンゴーなんです。

マンゴーは果物の名称

マンゴーとはウルシ科マンゴー属の果物の名称です。マンゴーという果物の中の一種がアップルマンゴーと言うことなんですね。

原産地はインドのインドシナ半島の周辺と言われており、日本では沖縄県や宮崎県などで主に栽培されていることで有名。果皮は緑や黄色、紅色など品種によってさまざまですが、果肉はやまぶき色のようなオレンジ色をしています。

マンゴーの栄養素は?

マンゴーはビタミンCやビタミンAを豊富に含んでいます。マンゴーのオレンジ色がβカロテンの色で、同じオレンジ色の果実の柿の15倍もの含有量があるそう。完熟前はビタミンCが多く、完熟するほどビタミンAが増えていきます。ともに細胞の酸化を防いでくれ、肌の老化防止や美肌に導く栄養素がたっぷりで女性には嬉しい効果が期待できますよ。

カリウムも豊富で、むくみの改善や高血圧にも効果があります。マンゴーは消化酵素も含まれているので、胃腸の働きや消化を助けてくれる作用も。

一つ注意点として、マンゴーはウルシ科の果物ですので、果皮にはウルシオールという成分が含まれています。このウルシ成分が人によってはかぶれや痒みの原因になることがあるため、症状が出た時のために知っておくと良いでしょう。

\次のページで「マンゴーの品種や味の特徴は?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: