PNGとBMPの違いについてみていきます。パソコンで画像ファイルを取り扱う際に、これらの表記を見たことがある人も多いはずです。しかし、それぞれの違いが何であるかを説明できるでしょうか。ガジェットが大好きなぽりにかと解説していこう。

ライター/ぽりにか

ガジェットが大好きなwebライター。学生の頃から自作PCを組み、オンラインゲームをプレイすることが好きだった。

PNGもBMPも画像フォーマット

PNGとBMPは画像フォーマットの一種です。それぞれのフォーマットについて簡単に解説します。

GIFの代わりに登場したPNG

PNGはPortable Network Graphicsの略です。「ピン」や「ピング」と呼ばれています。後述のGIFという画像フォーマットが権利関係で使用できないことがあり、その際に新しいライセンスフリーのフォーマットを作成しよういうことで開発されたフォーマットであり、比較的新しいフォーマットです。

BMPはwindowsの標準サポート

BMPはMicrosoft Windows Bitmap Imageの略です。「ビーエムピー」と呼ばれています。BMPはWindowsパソコンの標準的なフォーマットです。プリインストールであるペイントなどで作成したファイルはBMPファイルとして生成されます。

PNGの特徴

image by iStockphoto

PNGの特徴について詳しく解説していきます。

\次のページで「フルカラーや背景透過に対応」を解説!/

フルカラーや背景透過に対応

PNGの大きな特徴として、フルカラーをサポートしている点が挙げられます。48bit=281,474,976,710,656色(約280兆色)を指定でき、他のフォーマットと比べても群を抜いているのが特徴です。但し、あくまでRGBのみのサポートとなります。また、背景の透過も可能で、半透明といった処理も可能ですので、画像の合成などに向いているといえるでしょう。

ウェブ画像としても使用できる

PNGはウェブ画像としても使用することが出来ます。容量も可逆圧縮を行っているので、GIFと比べても色味を損なわずに容量を下げることが可能です。アニメーションは作成できない点や、印刷には不向きな点を除けば、汎用的な画像フォーマットだといえます。

BMPの特徴

image by iStockphoto

BMPの特徴について詳しく解説していきます。

圧縮がなく、高解像度

BMPの最大の特徴は無圧縮にあります。圧縮を行っていないので、画像の劣化が起こりません。一方で、無圧縮であるために、画像の容量も大きくなります。従って、メールでの添付などには不向きです。

他のフォーマットの登場により下火に

BMPは透過対応やアニメーション作成が出来ず、ウェブ画像としても使用することが出来ません。開発当初はwindows標準サポートフォーマットとして見かけるシーンが多かったですが、他の優秀なフォーマットの登場により下火となり、見かける機会はかなり減ってきています。

\次のページで「まだまだある!画像のファイル形式」を解説!/

まだまだある!画像のファイル形式

image by iStockphoto

PNGやBMP以外にも様々な画像フォーマットがありますので、ご紹介します。

写真ファイルといえばJPEG/JPG

JPEG/JPGはJoint Photographic Experts Groupの略です。「ジェイペグ」と呼ばれています。デジタルカメラの画像フォーマットであり、画像フォーマットの中でも特に知られているのではないでしょうか。PNG同様に多彩な色を表現することが出来、グラデーションなどの表現も得意です。ファイルの容量も比較的小さくなっています。

アニメーションファイルに多いGIF

GIFはGraphics Interchange Formatの略です。「ギフ」と呼ぶ方もいますが、開発側は「ジフ」が正しい読み方だと伝えています。PNGと同様、透過させることが出来ますが、半透過には対応していません。GIFの最大の特徴はアニメーション設定で、パラパラマンガのような動きを表現することができます。

TIFFは印刷物に使われる

TIFFはTagged Image File Formatの略です。「ティフ」と呼ばれています。無圧縮のフォーマットなので、色味を損なうことがないことから、印刷物などによく用いられるフォーマットです。データの容量は大きく、ウェブ画像としては利用できないので、それらの用途で使う際には変換しなければいけません。

RAWは文字通り生データ

RAWはRaw Image Formatの略です。「ロー」と呼ばれています。文字通り、「生データ」や「未加工画像」とも呼ばれ、そのままでは使用することが出来ず、LightroomやPhotoshopなどの専用のソフトがないとみられないことが多いです。

一眼レフや高性能デジタルカメラなどで撮影した写真のフォーマットとして、RAWフォーマットで生成されることがあります。画像修正が行われていないので、露出補正やホワイトバランス変更といった修正に最適です。

画像フォーマットを用途ごとに使い分けよう!

PNGとBMPの違いを中心に、様々な画像フォーマットについて解説しました。一言に画像フォーマットといっても、それぞれ得意不得意があることが分かっていただけたかと思います。用途に適したフォーマットを選ぶことで、作業がスムーズになったり、画像の見栄えが良くなったりしますので、本記事を読んで、画像フォーマットを使い分けてみてください!

" /> 3分でわかる!PNGとBMPの違いや様々な画像ファイルについてガジェット大好きライターがわかりやすく解説! – Study-Z
IT・プログラミング雑学

3分でわかる!PNGとBMPの違いや様々な画像ファイルについてガジェット大好きライターがわかりやすく解説!

PNGとBMPの違いについてみていきます。パソコンで画像ファイルを取り扱う際に、これらの表記を見たことがある人も多いはずです。しかし、それぞれの違いが何であるかを説明できるでしょうか。ガジェットが大好きなぽりにかと解説していこう。

ライター/ぽりにか

ガジェットが大好きなwebライター。学生の頃から自作PCを組み、オンラインゲームをプレイすることが好きだった。

PNGもBMPも画像フォーマット

PNGとBMPは画像フォーマットの一種です。それぞれのフォーマットについて簡単に解説します。

GIFの代わりに登場したPNG

PNGはPortable Network Graphicsの略です。「ピン」や「ピング」と呼ばれています。後述のGIFという画像フォーマットが権利関係で使用できないことがあり、その際に新しいライセンスフリーのフォーマットを作成しよういうことで開発されたフォーマットであり、比較的新しいフォーマットです。

BMPはwindowsの標準サポート

BMPはMicrosoft Windows Bitmap Imageの略です。「ビーエムピー」と呼ばれています。BMPはWindowsパソコンの標準的なフォーマットです。プリインストールであるペイントなどで作成したファイルはBMPファイルとして生成されます。

PNGの特徴

image by iStockphoto

PNGの特徴について詳しく解説していきます。

\次のページで「フルカラーや背景透過に対応」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: