


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ぽりにか
英米文学科卒のwebライター。雑学や言葉の意味の違いなどに関心があり、日々様々なジャンルで調査を続けている。
武士は武技を使って生活する身分層
武士とは、武技を職能・生業とする者を意味します。農民とは異なり、戦うことで生計を立てる身分層でした。武士と書いて「もののふ」と読ませる場合もありますが、意味は武士と同じです。
侍は貴族や幕府に仕える武士
侍は、武士の中でも貴族や幕府に仕える者を指しました。主君に仕える武士は侍と呼ばれ、武士の中でも上位の存在であったといえます。侍の語源は「候ふ・さぶらう」であり、「見守る・様子をうかがう」ことを意味する「もる(守る)」の形が変化し、修飾&接頭語の「さ」を冠して「さもらふ」となりました。

武士と侍の違いについてみてきたぞ。どちらも武技を使って生活しているが、武士は武技を扱うもの全般を指している。一方で、侍は主君に仕える存在で、武士の中でも身分が高かったことがポイントだ。次に、武士や侍の起源についてみていこう。
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