国語言葉の意味

【慣用句】「足下にも及ばない」の意味や使い方は?例文や類語を元塾講師がわかりやすく解説!

この記事では「足下にも及ばない」について解説する。

端的に言えば足下にも及ばないの意味は「比べものにならない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

塾講師を経験したナギセを呼んです。一緒に「足下にも及ばない」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/ナギセ

塾講師経験のあるライター。もちろん国語も教えた経験あり。国語好きを生かし、楽しく解説する。

「足下にも及ばない」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「足下にも及ばない」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「足下にも及ばない」の意味は?

「足下にも及ばない」には、次のような意味があります。

相手がすぐれていて、比べものにならない。足元へも寄りつけない。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「足元(あしもと)にも及ばない」

よく聞く表現ですよね。足元と書くこともあります。足許や脚元とも書けるようですがあまり使いません。また、「脚」は主に太ももやふくらはぎを含んだ部分を指すことが多いので、この慣用句の場合は「足」を使う方が良いでしょう。

「足下にも及ばない」の語源は?

次に「足下にも及ばない」の語源を確認しておきましょう。

足下(足元)は足の下あたりのことです。足下にも近づけないというところから転じてあまりにも相手が優れているのでとてもかなわないという意味になりました。

「足下にも及ばない」の使い方・例文

「足下にも及ばない」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.全国チャンピオンとは格段に差があり、足下にも及ばない。
2.読者モデルをしている先輩は器量がいいが、あの人気アイドルの足下にも及ばない。
3.自分もファッションセンスが良い方だと思っていたが、今日出会ったある女性の足下にも及ばなかった。

〇〇は△△の足下にも及ばない、という使い方が一般的です。〇〇の部分に下のランクの者、△△に上のランクの者という形であてはめます。逆にしてしまうと意味が変わってくるので気をつけましょう。また、「足下にも及ばない」は自分と他人を比較したり、他人同士を比較したりするときに使います。

「足下にも及ばない」の類義語は?違いは?

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「足下にも及ばない」の類義語にはどのようなものがあるでしょうか。早速見ていきましょう!

その1「太刀打ちできない」

「太刀打ち」だけでまともに張り合って競争することという意味になります。そこに「できない」と打消しの言葉がつくので、まともに張り合えないという意味になるのです。

文字通り、太刀で打ち合ってたたかうことも意味します。

1.力量が違い過ぎて太刀打ちできない。

2.どう頑張っても太刀打ちできず悔しい。

3.師匠にはまだまだ太刀打ちできない。

その2「勝ち目がない」

「勝ち目」で勝つ見込みという意味になります。そこに打消しの「ない」がつくので、勝つ見込みがないという意味になるのです。

「勝ち目」には他にもばくちで勝ちとなるさいころの目という意味もありますよ。

1.明日は強豪校との試合があるが全く勝ち目がない。

2.勝ち目がなくどんなに勝利をイメージしても無駄だった。

3.勝ち目のないゲームはしない主義だ。

その3「雲泥の差」

非常な隔たりや、たいへんな差を表す慣用句です。よく聞く表現ですよね。白居易の「傷友」からきている言葉です。雲と泥ではたしかに大きく違いますよね。存在している場所や質感は真逆と言ってもいいくらいです。

1.ランキングに表示されるようになったが、一位とは雲泥の差がある。

2.君と僕とじゃ雲泥の差がある。

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