色々な違いが思い浮かぶと思うが、動物や植物の定義まで考えるとなかなか難しいでしょう。今回の記事を読めば動物と植物で違うポイントをしっかり掴むことができる。
大学院で植物の研究していた、生物に詳しいライターAnnaと一緒に解説していきます。
ライター/Anna
大学で生物学について幅広く学び、大学院では植物の研究をしていた。生物学の楽しさをたくさんの人に広められるよう日々勉強中。
動物と植物のざっくりした違い
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動物と植物の違いってなに?と聞かれると明らかに違うことは分かっていても意外と説明するのは難しいですよね。
そんな動物と植物の違いをテーマに、まずは生物学的な分類からざっくりと理解していきましょう。
動物とは?
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動物とは魚類、両生類、鳥類、爬虫類、哺乳類といった脊椎動物や、軟体動物、節足動物などの無脊椎動物などを中心とした幅広い種類の生物を含んだ系統群のことです。
一般的な特徴として運動性を持ち、自ら動いてエサを捕まえてエネルギーを得ることが挙げられます。
生物全体を5つの界に分ける「五界説」によると生物は、原核生物界、原生生物界、菌界、植物界、動物界に分類されていて、そのうち「動物界」に属する生物を「動物」と定義する場合もあるようです。
植物とは?
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植物とは種子をつくって子孫を残す種子植物や、胞子で増えるシダ植物、コケ植物などの光合成を行う生物のうち、細胞に核を持つ真核生物のことです。
一般的な特徴として運動性を持たず、光合成により自分自身でエネルギーを得ることが挙げられます。
先ほど解説した生物の分類「五界説」のうち「植物界」に属する生物を「植物」と定義する場合もあるようです。
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