
お菓子作りに欠かせない2つの材料の違いを、成分からしっかり確認しつつ、スイーツ大好きなライター田嶋と一緒に解説していきます。
- そもそも重曹とベーキングパウダーって何?
- 重曹:炭酸水素ナトリウム
- ベーキングパウダー:ふくらし粉
- 重曹とベーキングパウダーの違いを徹底チェック!
- 重曹とベーキングパウダーの「成分」の違い
- 重曹とベーキングパウダーの「見た目」の違い
- 重曹とベーキングパウダーの「使い方」の違い
- 重曹とベーキングパウダーはお菓子作りで代用できる?
- 「ふくらませる」という目的では代用が可能
- 代用する場合のそれぞれの使用量
- 重曹とベーキングパウダーそれぞれでパンケーキを作ったときの違い
- 重曹:もっちり食感のパンケーキ
- ベーキングパウダー:ふわふわ食感のパンケーキ
- 似たような材料:ドライイーストとは?
- お菓子に求める食感・風味で使い分けよう
この記事の目次

ライター/田嶋あこ
家にいつも何かしら甘いものをストックしている、スイーツ大好きライター。最近は健康を意識するようになり、糖質控えめなスイーツ作りにハマっている。日頃の料理経験を活かして違いを分かりやすく解説していく。
そもそも重曹とベーキングパウダーって何?

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みなさんはお菓子やパンを作ったりしますか?レシピを見ると、「重曹」や「ベーキングパウダー」という材料が書かれていることもあるかと思います。
どちらも生地を膨らませる目的で使われるものではありますが、「違いは?」と聞かれると難しいですよね。まずは、それぞれがどんなモノなのか一緒に見ていきましょう。
重曹:炭酸水素ナトリウム
重曹は、炭酸水素ナトリウムという名前でも呼ばれています。日本では昔、炭酸水素を「重炭酸」・ナトリウムを「曹達(ソーダ)」と呼んでいました。この2つを略した呼び方として、炭酸水素ナトリウムが「重曹」と呼ばれるようになったのです。
汚れを浮かせて分解する作用があるので、料理だけでなく掃除に使われたりすることも。
ただ、食用の重曹と掃除などに使う重曹は入っている不純物の量が違います。お菓子やパン作りに使うときは、必ず食用の重曹を使いましょう。
ベーキングパウダー:ふくらし粉
ベーキングパウダーはふくらし粉とも呼ばれます。名前を見てもわかる通り、生地を膨らませる目的で作られた粉です。
サクサク食感を出すため、天ぷらの衣に使われることもありますが、基本的にはお菓子やパンの生地を膨張させるためのものと言えます。
重曹と似ている材料ではありますが、ベーキングパウダーは掃除に使ったりされることはありません。
重曹とベーキングパウダーの違いを徹底チェック!

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重曹とベーキングパウダーを、成分・見た目・使い方からさらに詳しくチェックしていきましょう。深く知れば違いもグッとわかりやすくなりますよ!
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