M4AとMP3の違いは何?macやwindowsで変換はできる?音楽データについて雑学好きライターがわかりやすく解説
M4Aは「データの音質」を重視する人向け
M4Aの最大の魅力は「音質がいい」ということです。よって、何はともあれ高音質で音楽を聴きたい、あるいは特に高音質で再生したい曲や歌がある場合は、M4Aを選ぶといいでしょう。
MP3は「データの軽さ」を重視する人向け
MP3の最大の魅力は「データの軽さ」にありますので、お気に入りの音楽を大量に所有して好きなものを好きな時に聴きたい人に向いています。また、MP3はダントツの汎用性を誇りますので、時と場所を選ばずにいつでも再生できるのが大きな利点です。
M4AとMP3の違いはなぜ生まれた?その歴史は?
最後に、M4AとMP3が生まれた経緯を説明します。まずMP3は、1993年にドイツで開発されました。当初、対応する再生プレーヤーを開発するのにお金がかかったことから、対応しないメーカーもありました。
一方、M4AはApple社が独自に開発したものです。まずApple社はMP3の進化系であるMP4というファイル形式を開発しました。これは動画や音声、字幕の文字など複数のデータを記録することができる保存形式でしたが、ここからさらに音声データの保存機能に特化したものとして生まれたのがM4Aです。
M4AとMP3はデータの重さや音質に差があるので好みで使い分けるとよい
M4Aはひとことで言えば「基本的にAppleユーザー向け」。ただし音質はよく、一方のMP3はM4Aと比べて音質は劣るものの、その軽さゆえ保存容量を食わないのが利点です。さらに、どんな再生プレーヤーにも対応しているというフットワークの軽さもMP3の大きな魅力でしょう。
MP3形式の音楽データは多くの人が触れたことがあると思いますが、こうしてM4Aという別のデータ形式と比べてみると、見慣れたMP3という形式の特徴もはっきり見えてきます。お互いの特徴を踏まえて、好みの方を使うといいでしょう。