M4AとMP3の違いは何?macやwindowsで変換はできる?音楽データについて雑学好きライターがわかりやすく解説
M4AとMP3のメリットとデメリットは?
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ここまでで、M4AとMP3の特徴と違いについて説明してきました。では、音楽データが必要となる具体的な場面で、M4AとMP3を使うことで、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
M4Aのメリット
M4Aの一番のメリットは、先述した通り「音質のよさ」にあります。M4AはMP3の進化系なので当然と言えますが、しかもM4Aは現在も開発・改良が続いているので、今後の発展性や将来性を考えると、M4A形式に慣れておいた方がいいと言えるかも知れません。
M4Aのデメリット
一方、デメリットは、やはり「データの重さ」と「汎用性の低さ」にあります。一つひとつのデータが重いためMP3と比べて保存時の容量を食うのに加えて、再生できるプレーヤーも限定的なため敬遠されがちです。
例えば、iPhoneではM4Aの音楽データを再生できてもAndroidではできないとか、M4Aの音楽データをカーナビで再生しようとしてもM4Aには対応していない、ということがあります。また一部の編集ソフトもM4Aには対応していません。
MP3のメリット
MP3はほとんどの音声・動画の再生アプリやプレーヤーで利用することができます。古いPC内の古いソフトでも再生可能なことが多く、汎用性についてはM4Aと比較するまでもなく、何種類もある音楽データの形式でMP3に勝るものはありません。
またMP3は「軽さ」も魅力のひとつで、MP3形式の音楽データなら、たくさんダウンロードしてもハードディスクの容量をあまり食いません。よってM4Aと比べて、大量かつ手軽に保管したり送信したりすることが可能です。
MP3のデメリット
一方、MP3のデメリットとして、開発からすでに約30年が経過していることもあり、すでに開発が終了しているという点が挙げられます。新しく登場したプレーヤーに応じて、MP3そのものが改良されるということは今後ありません。
M4AをMP3に変換する方法は?
ここまで、M4AとMP3の特徴と違い、メリットとデメリットを説明しました。次は、M4AをMP3に変換する方法を説明します。M4Aは音質はいいものの、MP3に比べるとデータが重くて汎用性に欠けるため、MP3形式に変換した方が使い勝手はいいでしょう。
さて、M4AをMP3に変換する方法をネットで検索してみると、たくさんの方法があることが分かります。特殊なダウンロードソフトを使うもの、オンラインサイトで変換するもの、有料のもの無料のもの……。
ここでは、Apple社による音楽管理ソフト「iTunes」を使う方法をご紹介します。これはMacでもWindowsでも使うことができ、処理が速いうえにファイルサイズの制限もないので最適です。
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