
ハッシュドビーフとビーフシチューの歴史
ハッシュドビーフとビーフシチュはどこの国の発祥の料理なのか。その歴史について以下解説していきます。
1. ハッシュドビーフの歴史:実は日本で生まれた料理!
ハッシュドビーフは上記でも解説した通り、薄切り牛肉とタマネギをデミグラスソースで煮込んだもの。その見た目から西欧料理と思われがちですが、実は日本発祥の料理なのです。ですが、ハッシュドビーフという食べ物は西欧にももともと存在しており、野菜とお肉を煮込んだ料理を指していたそう。デミグラスソースで煮込むという点は日本オリジナルだそうです。
2. ビーフシチューの歴史:イギリス発祥の料理!
ハッシュドビーフとは異なりゴロッとした大きめの具材が特徴のビーフシチューですが、その発祥はイギリスとされています。日本への浸透は明治初期で、洋食レストランでそのメニューが取り入れられたのが始まりとされているそうです。
ハヤシライスやビーフストロガノフとの違いは?

image by iStockphoto
ハッシュドビーフ・ビーフシチューに加えよく混同されるのが「ハヤシライス」と「ビーフストロガノフ」。以下より、詳しく解説していきます。
ハヤシライスは「ハッシュドビーフ」をご飯にかけたもの
まずハヤシライスについてですが、一般的には「ハッシュドビーフ」をご飯にかけたもののこと。その名前の由来は諸説あるそうですが、「ハッシュドビーフ・ウィズ・ライス」が訛ってハヤシライスになったとも言われています。また、ハヤシライスはデミグラスソースではなくトマトソースで煮込むものとして区別している方も多いかと思いますが、実はハヤシライスもまたデミグラスソースで煮込むことがあるのでその区別は曖昧だそうです。
ビーフストロガノフは具材をサワークリームで煮込んだもの
ビーフストロガノフはロシア発祥の料理で、具材をサワークリームで煮込む点が大きな特徴です。また、トマトソースやデミグラスソースで煮込むという点ではハッシュドビーフやビーフシチューと共通しています。
\次のページで「ビーフシチューはゴロっとした具材を楽しめる!」を解説!/
次のページを読む