理科生物

3分で簡単セミの寿命!実は長生き?分類や成長の過程も生物系ライターが詳しくわかりやすく解説

羽化とは

羽化(うか)とは、一般的に、完全変態昆虫がさなぎから出て成虫になることを指しますが、不完全変態昆虫でも、終齢若虫の硬いクチクラから成虫が出ることを羽化と言いますよ。羽化は、晴れた日の夕方に行われます。上記の写真がちょうど羽化を行っているところですね。

羽化の準備が整った終齢幼虫は、羽化をするために地上に這い上がってきて、木の幹を登り始めますよ。位置が定まったら、背中が割れて白い成虫が顔を出します。そして足で抜け殻にぶら下がり、翅を伸ばし乾かしますよ。

羽化したばかりのセミは写真のように透き通るような白色をしています。時間が経ち、外骨格が固まって体色が付いたセミになりますよ。木にくっついている抜け殻は、セミが羽化を行った後ですね。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

羽化を明るいうちに始めないのは、天敵であるスズメバチやアリに襲われないためだ。また、夜の間に羽を伸ばし、敵の現れる朝までには飛び立てるようにするためだぞ。

セミの成虫期から寿命まで

image by iStockphoto

無事に羽化を果たし、成虫になって自由に飛び回れるようになったセミは、その間にパートナーを見つけ、子孫を残さなければなりません。最後にセミの成虫期から寿命までを見ていきましょうね。

セミの成虫の活動時期

セミの成虫の活動時期

image by Study-Z編集部

セミと言ったら、夏の風物詩ですね。セミの鳴き声が聞こえてきたら夏の訪れを感じます。セミはなぜ鳴くと思いますか。求愛行動なのですよ。オスのセミが鳴いてメスに自分の居場所を知らせるのです。図のように、セミの種類によって鳴く時期は異なりますよ。

セミはどのようにして鳴いているのか

セミはどのようにして鳴いているのか考えたことはありますか。コオロギは翅をこすり合わせて鳴いているのに対して、セミはお腹を振動させて鳴いていますよ。お腹の中の発音筋を振動させています。その回数は1秒間に2万回ほどだそうです。電動歯ブラシは1秒間に500回程度なので、いかにすごいかがわかりますね。

メスは鳴かないので、お腹の中は発音筋のような音を出す構造にはなっておらず、代わりに卵がありますよ。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

セミは交尾を終えたらその寿命を全うするんだ。これまで成虫の期間は1~2週間程度とされてきていたが、最近の研究では成虫の期間が1か月ほどであるとわかったんだ。

\次のページで「セミの一生は長いが儚い」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: