ライター/mimosa
幼いころから地方の自然豊かな環境で育ってきたので、自然が大好き。夏はセミやカブトムシを捕まえたり、セミの抜け殻を机の上に並べたり、自然の中で遊んできた。もともと文系出身で、独学で生物学、分子生物学、微生物学を勉強し、現在医学系研究所の研究アシスタントとして理系の世界へ飛び込んだ。理科が苦手な方へも興味を持ってもらうべくわかりやすい説明を心掛けている。
セミの分類及び種類
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セミとは、熱帯や亜熱帯地域のように暑い地域に生息していますが、冷帯にも生息するものもいます。日本は四季のある温帯ですので、夏の気温が上がる時期に成虫となりますよ。セミは、卵、幼虫、成虫という不完全変態をします。この記事ではセミの一生について概要を説明していきますね。
セミの分類
セミは、節足動物の中の昆虫であり、なんとカメムシの仲間なのですよ。節足動物とは文字通り、からだは「節」で分かれています。各体節からは肢(あし)が出ていて肢には節(動物で言う関節みたいなもの)がありますよ。
その中でも昆虫は、からだが、頭、胸、腹の3つに分かれていて、それぞれから2本ずつ肢が出ていて合計6本肢を持っていますよ。
さらに昆虫は、胸部に翅がある有翅類、胸部に翅がない無翅類に分かれますが、セミは有翅類ですね。有翅類で不完全変態の昆虫ですね。
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セミの種類
セミは基本的に熱帯や亜熱帯の気候帯に生息していますよ。中には冷帯に生息するセミもいますが、地上に出てくるのは、気温が上がる夏の時期です。日本のほとんどが温帯という気候帯に属していますので、同じく、日本のセミも気温が上がる夏に地上に出てきます。
世界で一番大きなセミはテイオウゼミです。体長が130㎜ほどあるそうですよ。一方でイワサキクサゼミは体長20㎜ほどしかない小さな種類もありますよ。イワサキクサゼミは、日本にも生息していますよ。
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