パソコンのメモリとCPUの違いについてみていきます。パソコンは様々なパーツから成り立っており、メモリやCPUもその一部です。メモリやCPUの違いを理解しておくと、パソコンを選ぶうえで役に立つぞ。ガジェットが大好きでパソコンに詳しいぽりにかと解説していこう。

ライター/ぽりにか

ガジェットが大好きなwebライター。学生の頃から自作PCを組み、オンラインゲームをプレイすることが好きだった。

CPUとメモリは役割が異なる!

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メモリもCPUもコンピューターのパーツを指します。それぞれ担う役割が異なりますので、順に解説していきましょう。

「CPU」はコンピューターの頭脳

「CPU」はCentral Processing Unitの略語で、直訳すると「中央演算処理装置」となります。CPUはどのコンピューターにも搭載されており、コンピューターの様々な処理を指揮する役割を担っていますので、正にコンピューターの頭脳と呼ぶことができるパーツです。

「メモリ」はCPUの作業スペース

「メモリ」はパソコンが様々な作業を実行する領域の量を表しており、机の広さで例えられることが多いです。メモリの容量が大きければ大きいほど、多くの作業を高い処理速度で並行して処理できるため、性能が高いといえます。

CPUとメモリの性能

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CPUとメモリの役割が分かったところで、それぞれの性能の見方を解説します。

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CPUはコア数とクロック数をみる!

CPUの性能は、主に「クロック周波数」「コア数」で判断します。「クロック周波数」とはコンピュータを動かす信号(=クロック)が1秒間あたりいくつ処理されるかを表した数値です。この数値が大きければ大きいほど処理速度が速いため、性能が良いとされます。クロック周波数の単位はHz(ヘルツ)です。

一方の「コア数」ですが、コアとはCPUの中核部分を指します。近年ではこのコアを複数搭載するCPUが一般的となり、2つコアのあるデュアルコアや、4つコアのあるもの(クアッドコア)、8つコアのあるもの(オクタルコア)が登場しました。

メモリは容量をみる!

メモリの性能は、主にその容量で判断します。近年のPCでは4GBから始まり、8GB、16GB、32GBというように、4の倍数の容量であることが一般的です。インターネットでのウェブ閲覧のみであれば4GBでも十分ですが、文章作成や表計算といった作業をするのであれば8GBを、画像編集や動画編集を行う場合は8~32GBとより大きな容量を選ぶことをおすすめします。

メモリとストレージの違い

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メモリと良く混同されがちなのが、同じく容量で表されるストレージです。ここではストレージの役割や性能の見方を解説します。

ストレージは貯蔵庫!

ストレージとは、PC内のファイルを格納しておく場所です。写真や音楽、インストールしたアプリケーション、ソフトウェア、PCのOSなど、あらゆるPC上のデータがストレージに保存されます。ストレージはHDD(ハードディスク)やSSD(ソリッドステートドライブ)といったパーツです。

メモリと混同しがちですが、ストレージは収納棚、メモリは作業机とイメージしておくと、同じ容量で表されていても役割が異なることがイメージ出来るでしょう。

ストレージの性能は容量と処理速度

ストレージの性能は容量と処理速度で判断されます。より多くのファイルを保管するには、より大きな容量が必要です。近年のHDDでは、TB(テラバイト)単位のものも多く使われるようになってきています。

一方のSSDは、HDDよりもサイズが小さくて軽いので、処理速度が速く、ファイルの読み込みやソフトの起動自体も早いのが特徴です。その分、HDDと比べると容量に対する金額は高めになります。

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正しく理解して、PC選びを賢く行おう!

パソコンの主なパーツとして、CPUとメモリの違いを解説しました。パソコン用語は一見複雑で難しく思われますが、それぞれ意味をきちんと理解し、知識を持つことで、用途に合ったパソコンを選ぶことができ、賢い買い物ができるようになります。本記事を読んだ後は、まずはご自身のパソコンのCPUを調べてみましょう!

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IT・プログラミング雑学

2分でわかる!メモリとCPUの違いやストレージとの違いについてガジェット大好きライターがわかりやすく解説!

パソコンのメモリとCPUの違いについてみていきます。パソコンは様々なパーツから成り立っており、メモリやCPUもその一部です。メモリやCPUの違いを理解しておくと、パソコンを選ぶうえで役に立つぞ。ガジェットが大好きでパソコンに詳しいぽりにかと解説していこう。

ライター/ぽりにか

ガジェットが大好きなwebライター。学生の頃から自作PCを組み、オンラインゲームをプレイすることが好きだった。

CPUとメモリは役割が異なる!

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メモリもCPUもコンピューターのパーツを指します。それぞれ担う役割が異なりますので、順に解説していきましょう。

「CPU」はコンピューターの頭脳

「CPU」はCentral Processing Unitの略語で、直訳すると「中央演算処理装置」となります。CPUはどのコンピューターにも搭載されており、コンピューターの様々な処理を指揮する役割を担っていますので、正にコンピューターの頭脳と呼ぶことができるパーツです。

「メモリ」はCPUの作業スペース

「メモリ」はパソコンが様々な作業を実行する領域の量を表しており、机の広さで例えられることが多いです。メモリの容量が大きければ大きいほど、多くの作業を高い処理速度で並行して処理できるため、性能が高いといえます。

CPUとメモリの性能

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CPUとメモリの役割が分かったところで、それぞれの性能の見方を解説します。

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