中国のトンポーロウが起源
東坡肉(トンポーロウ)は皮付きの豚バラ肉を茹でるなどで脂を落とし、醤油・砂糖・酒で味付けした中国の煮込み料理のことです。
沖縄のラフテーは、このトンポーロウが琉球王朝時代に中国から伝わり、琉球王がとても気に入ったため宮廷料理として食べられるようになったことが始まりだそう。九州の角煮は、鎖国時代に中国から長崎にトンポーロウが伝わり、それが長崎で和風にアレンジされ「東坡煮」という卓袱料理になったことが始まりとされています。
中国のトンポーロウは皮付きの豚バラ肉のためラフテーも皮つきのまま定着しましたが、角煮も当初は皮付きで作られていたこともあり、今でも長崎では皮付き肉の角煮も作られているそうです。
ラフテーと角煮の調理法や味の違いは?
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ラフテーと角煮は、どちらも中華料理のトンポーロウが由来という共通点がありました。日本発祥の料理のイメージがありますが、起源は中国だったんですね。
中国のトンポーロウからアレンジされた2つですが、調理法や味の違いはあるのでしょうか?ここからは、調理法とそれによる味の違いについてみていきましょう。
ラフテーは泡盛と鰹だしでほろっと柔らかくあっさりした味
ラフテーの調理に欠かせないのは、沖縄の泡盛と鰹だし。ラフテーの主な材料はこちらです。
〈材料〉
・皮付き豚バラ肉ブロック
・泡盛
・鰹だし
・砂糖(黒砂糖)
・しょうゆ
・針生姜
お湯で茹でてアクや余分な脂を落とした豚バラ肉を適度な大きさに切り、鰹の出汁と泡盛、砂糖を煮たお鍋に入れ、しょうゆも加えたら弱火で柔らかくなるまでゆっくりじっくりと煮込みます。針生姜は盛り付けの際に添えられることが多いです。
ラフテーは煮込む際に普通のお酒ではなく「泡盛」を使います。泡盛とは沖縄名産の焼酎で、米と黒麹から作られます。アルコール度数が20~50と非常に高いのが特徴で、泡盛を使うことで一般的な日本酒に比べて肉が柔らかくなるため、分厚い見た目の豚バラ肉もお箸だけでスッと切れるほどの仕上がりに。豚の皮のプルっとしてとろけるような食感と、鰹だしの風味で甘辛くもあっさりとした味が絶品です。
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