
ロイヤルミルクティーは日本生まれ
ロイヤルミルクティーというと「ロイヤル」(王の、王室の)という英単語がつくことから、イギリス発祥と思われる方も多いことでしょう。しかし、実はロイヤルミルクティーは日本生まれになり、和製英語になります。誕生したのは1965年、大手紅茶メーカーのリプトンがロイヤルシリーズの一つとして、「ロイヤルミルクティー」を考案したとのこと。
商品が広まると共に、名前も浸透していったそうです。そのため、海外ではロイヤルミルクティーという言葉は通じないため注意しましょう。
ミルクティーは内陸ユーラシア生まれ
イギリス発祥と思われがちなミルクティーは、元々は内陸ユーラシア(内モンゴル・チベット)の遊牧民が、中国から入ってきた茶葉にミルクやバターを加えて飲んでいたものになります。
ヨーロッパで広まったのは17世紀後半と言われているので、歴史的には浅いものになるでしょう。また、日本ではミルクティーと呼んでいますがこちらも和製英語になり、海外では通じないため要注意です。
ロイヤルミルクティーとミルクティーは英語ではどのように表記される?
和製英語であるロイヤルミルクティーとミルクティー。では、海外ではどのように表記されるかというと、ロイヤルミルクティーは「Tea made with a lot of milk」(多めのミルクで作られた紅茶)でミルクティーは「Tea with milk」(ミルク付きの紅茶)になります。意味を考えると納得できるでしょう。
作り方に違いはある?ない?
それでは、材料がほぼ同じの2つですが、作り方に違いはあるのでしょうか。解説します。
鍋を使って作る本格ロイヤルミルクティーの作り方
1.作りたい量の半量の水を鍋に入れて火にかけます。
2.お湯が沸いたら弱火にして、茶葉を入れ、2分程にかけます。沸騰しないように気をつけましょう。
3.半量の冷たい牛乳を鍋に入れ、ごく弱火で数分程度火にかけ、沸騰直前で火からおろします。
4.茶葉をこしながらカップに注ぎ分けて完成です。お好みで砂糖を加えてお召し上がりください。
(出典:カレルチャペック 参照URL:https://www.karelcapek.co.jp/tealaboratory/9749)
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